治療内容｜松山デンタルオフィス

過去の日本の歯科医療は悪い部分への処置が中心でしたが、近年は予防が重要という意識が高まっています。どんなに質の伴った治療をしても、お口の中に細菌がたくさんあれば、虫歯や歯周病が再発するのも時間の問題です。

そのため、治療の完了がゴールではなく、「治療しなくて良い環境を作ること」がゴールと考えていただきたいと思います。

当院は、患者さまの口内環境について細かい変化も見逃さないように歯科衛生士を担当制にしました。また、ご自身の目でお口から採取した細菌を顕微鏡で見てもらい、リスクを実感してもらう取り組みもしています。

インプラント治療（※）は、失った歯の機能を補う方法の一つです。見た目の違和感はもちろん、食べたり会話したりする際の不便さがほとんどない点がメリットとして挙げられます。

当院のインプラント治療では、1時間ほどかけて事前説明を行っています。そして、いきなり治療に取りかかるのではなく、お口の中の状態を改善するところから始める方針です。

入れ歯と比べて違和感が少なく自分の歯と同様に噛める点がメリットですが、一方で外科処置が必要なことが難点で、顎の骨の状態によっては手術に3時間ほど要する場合もあります。そのため、あくまでも選択肢の一つとしてお考えいただき、お体や費用面でのご負担を考慮して治療方法をご検討いただければ幸いです。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

歯周病は細菌による感染症の一つです。初期のうちは自覚症状がほとんどありませんが、重度になると歯茎や骨を溶かし、歯を失う可能性が高まります。

歯周病菌は、歯に付着した汚れや歯垢を好みます。そのため、歯周病の予防には日頃のブラッシングと定期的なクリーニングが大切です。また、インプラントの治療（※）を行う場合でも、歯周病を改善してお口の中の環境を良好に保つ必要があります。でなければ、治療をしても歯周病によってインプラントの状態が悪化してしまうからです。

当院は初診時にお口の中の写真を撮り、歯周ポケットの検査、レントゲン検査などを行います。そこで歯周病が見つかれば進行度に応じた治療をして、再発を防ぐ予防歯科へと移行していきましょう。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

削ったり抜いたりした歯は、二度と元に戻ることはありません。歯の一部や歯そのものが失われると、噛み合わせのバランスが悪くなり、他の歯への負担が増えます。細菌感染の拡大を防ぐために削ることもありますが、削ればそれだけ丈夫さに欠けてしまいます。

また、天然歯の根元には「歯根膜」という膜があり、これがクッションの役割を担い噛む力を分散させることで、自然な噛み心地を作っています。人工の歯にはこの歯根膜がないため、一度失ってしまった噛み心地を取り戻すことは難しくなります。そのような理由もあるため、天然歯を残すことはとても大切です。

当院はできる限り歯を残すことに努め、歯根の形状や骨の状態まで確認できる歯科用CTのほか、小さな部位を拡大して見られるマイクロスコープや拡大鏡などを使用して治療にあたっています。これによって、虫歯の取り残しを防ぎ、必要な箇所だけを削ることができます。そして、再治療のリスクを抑えることも可能です。