痛みに対する怖さがあり、歯科医院に通うことを迷われる患者さまは少なくないようです。
当院では、そうした方にも通っていただけるよう、なるべくていねいで優しい治療を目指しています。まず患者さまの中に不安や恐怖があると、痛みが強く感じられる場合があります。その状態のまま治療を進めることはいたしません。一人ひとりのお気持ちに寄り添って、落ち着いた状態で治療に臨めるよう努めさせていただきます。
また麻酔注射ひとつにしても、ゆっくり、患者さまの様子に気を配り、お声がけしながら行うようにしています。特に痛みに弱い方には、麻酔注射の前に表面麻酔でご負担を減らすこともあります。お子さまはもちろん、成人された方でも、痛みの許容量はさまざまです。不安なことなどは遠慮なくお知らせください。
治療に対する患者さまの不安を取り除く方法の一つとして、当院では治療内容の説明や経過報告をしっかり行うカウンセリングにも力を入れています。特に、資料やご自身のレントゲンをお見せし、歯科医師が図を描いて説明するなどの方法を用いています。言葉ではなかなか伝えきれないことも、目で見て具体的に把握できる形にしますとより深く理解していただけるケースが多いためです。また、今後どれくらいの通院が必要なのか、かぶせ物はどの種類を予定しているか、負担金額はどれくらいかという点も患者さまにとっては気がかりなところではないでしょうか。それらの疑問点について事前にきちんとお伝えしておくことで、患者さまがしっかりと納得した上でのより良い治療を受けていただくことに繋がっていくと考えています。
長いお付き合いになる患者さまもいらっしゃる当院では、かつて小学生だった方が親御さまとなってお子さまの治療に来られ、祖父母となった方がお孫さまを連れてお見えになるなど、本当に有り難くうれしく思います。一方、地域住民の皆さまと共に長く歩み続けておりますと、年齢を重ねた患者さまが通院を負担に感じられる場合や、寝たきりでご来院が難しくなる場合も出てまいります。さまざまなケースも踏まえ、当院では診療の空き時間を利用するなどして、訪問診療も行うようになりました。通院が困難でも治療を必要とされている方に、少しでもお口の健康を取り戻していただけるよう、お力になれればと願っています。
患者さまにとって歯科治療の不安な部分は、「どんな治療が必要で、どれくらいの痛みが伴うか」という点ではないでしょうか。当院がまず大切にしていることは、患者さまの症状やご要望についてよくお話を伺い、こちらからも説明を尽くして治療を進めていくという点です。もし、歯に関する不快感やコンプレックスに悩みつつもなかなか治療に踏み出せないという場合には、現状についてお話しすることを目的に訪れていただければと思います。会話を重ね、そこから治療を進めるかどうかを判断していただいても構いません。診療室はプライベートに配慮したつくりになっており、男性医師が苦手だという方や小さなお子さまには女性医師が対応することも可能ですので、どなたでも気兼ねなくご来院ください。
当院は開業してから多くの患者さまのお口の健康に携わってまいりました。JR谷山駅出口から徒歩10分という立地の利便性や、土曜診療にも対応しています。自分の歯でおいしいものをおいしく食べられる幸せは、一度失ってしまうと取り返すことのできない大切な宝物です。患者さまにとって歯に関することは何でも相談できる歯科医院として、また近隣住民の方の「家族でずっと通っている町の歯医者さん」として、これからも口腔環境を健やかに保ち、自分の歯で食事を楽しむ皆さまの幸せを支えていきたいと思います。
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