Q. 院長先生が患者さまとお話しされる中で工夫されている事やご配慮されていることはございますか?
多くの方にとって歯科医院は、できれば行きたくないところだと思います。でも、歯が痛くなったり、何か違和感を覚えたりした際には足を運ばざるを得ません。とはいっても、痛みや歯を削るときの痛みなどのイメージから恐怖を感じている方は、少なくはないはずです。そのような背景があることを十分に理解しているので、患者さまとお話しする際は、威圧感を与えないように笑顔で接することを心がけています。
また、歯の状態や治療方針について説明する際にも、難しい用語などはできる限り使わず、わかりやすい言葉を選択するようにしています。特に初診の方は、緊張されている方が多いものです。そこで、何はともあれまずはリラックスしていただけるように、また心を開いていただけるように、愛情を込めて接するようにしています。
Q. 院長先生が「口福から幸福へ」というコンセプトにされた理由を教えてください。
患者さまに愛される歯科医院、支持される歯科医院を作るには、当然ながら歯科医院で働く歯科衛生士や歯科技工士といったスタッフや外部の業者の皆さまが幸せであることが重要だと思っています。
当院に関わるすべての人が幸福であれば、スタッフは「ここで働いて楽しい、誇りを感じる」といった喜びが生まれてくるでしょう。その幸せがないかぎり患者さまを笑顔で迎えることはできないでしょう。 温かな雰囲気の中でこそ初めて患者さまは幸せを感じてもらえるのではないでしょうか。 そして多くの患者さまに定期的に通っていただけるようになれば、経営も安定するわけですから、当院に薬剤や機材を納品する業者の皆さまも安定的な売り上げをあげる顧客を持てることになります。それもまたハッピーなことだといえるのではないでしょうか。
実はこのような話があります。2016年4月に熊本で大地震が発生しました。幸い当院の被害は幸いにもあまりなかったのですが、患者さまの中にはご自宅が半壊、もしくは全壊された方もいらっしゃいました。そんな患者さまの中のある方が、当院に足を運ばれスタッフへ「山口歯科さんでクリーニングを早く受けたかったんだ。クリーニングを受けられるというのは、日常生活に戻ることだからね」というニュアンスのコメントを伝えたと聞いています。この報告を受けた時は、とてもうれしかったですね。
Q. 院長先生は休日どのような事をされて過ごされてますか?
ここ1年の間はランニングをよくしていましたね。その他の活動というと、本を読んだり、たまにお酒を飲んだり、カラオケで歌ったり、といったところでしょうか。もう少し時間ができればいろんなことにチャレンジしてみたい気もありますが、今は歯科医師という仕事が生きがいになっております。多くの患者さまへ少しでも多くの笑顔と幸せを届けられるよう技術の研さんにまい進していきたい、そんな気持ちの方が強いんだと思っています
Q.山口洋平先生が歯科医師になられたきっかけや理由をお聞かせください。
歯科医師になったきっかけは、両親ですね。父と母が2人とも歯科医師ですので。小さい頃、診療している姿を見たことはなかったですが、親のやっている職業として興味はありました。私は2人兄弟で兄がいるのですが、兄は歯医者にならないと。それならば小さいながらに自分がやってみようかなと思っていました。 そしてその通り歯医者になったわけですが、実際になってみるとこの職業はとても楽しいですね。患者さまに喜んでいただけますから。つらい症状がなくなった時など本当に喜んでもらえて、治療が終わった後も他の所をきれいにしたいと来ていただいています。この職業を選んで良かったと思っています。
Q.山口洋平先生のやりがいを感じる瞬間や歯科医師をやっていてよかったと思う事を教えてください。
お口の状態がすごく悪かった方が治療をすればするほど、どんどん良くなっていく。そして、治療することで前まで歯磨きをしていなかった患者さまの意識が変わって、こちらが治療に介入しなくとも自分で予防できるようになった時はとてもやりがいを感じます。 他にも、小さいお子さんで最初泣いて治療ができなかった子が、初めは削るとかの治療はせずに歯磨きの練習をしてちょっとずつ、ちょっとずつ慣れてもらって治療ができるようになった時なんかもすごくうれしかったですね。 歯にトラブルがあった時には「山口歯科に行けば大丈夫だよ」と思っていただける、地域に根差した医院を目指しております。患者さまはお一人おひとりいろいろな要望があると思いますので、なんでもお話しください。それを話しやすい環境を整えるようにしていますので、いつでも足をお運びいただければと思います。