従来、日本の歯科医療は、虫歯や歯周病といった問題が生じてから、その対処のために通院されるのが一般的でした。しかし、削ったり抜いたりといった治療を行っても、歯がもと通りになるわけではありません。これまでの生活環境を改めなければ、再発しやすく、削ったり抜いたりすることでさらにそのリスクも高まるのです。
日本の歯科治療の大半が再治療であるとされるのは、大きな問題です。スウェーデンなどでは、予防のために歯科医院に通うのが常識となっています。虫歯や歯周病は、予防を行うことで、その発症を未然に防ぐことが可能です。
また、定期的なメンテナンスに通えば、たとえ虫歯や歯周病になったとしても、早期発見・早期治療をすることもできます。ご自身の歯を大切にし、できるだけ長く快適な食生活を送るためにも、従来の対症療法的な歯科医療の受け方を大きく転換し、予防のためにご活用ください。
当院では、歯の役割や大切さを患者さまにご認識いただくことから予防歯科をスタートさせます。歯はエネルギーを摂取するために大きな役割を担うだけでなく、味覚や発音にも大きな影響を及ぼすことをご存じでしょうか。
また、運動の際にしっかり噛みしめることで力を発揮できたり、美しい表情をつくることにも貢献しています。ご家庭における日ごろのブラッシングをよりよいものにするためのブラッシング指導や歯科衛生士などの手によるクリーニングが、将来のお口を作ります。
私どものケア方法をぜひご利用いただき、10年後20年後のお口を守っていただきたいと考えております。