歯ぐきだけでなく、顎の動きやかみ合わせにも着目して、長持ちする治療をしています
当院は歯周病治療の際、顎の動き(前後左右の動きのずれ)にも着目して治療を行っています。そのずれにより歯にかかる、力の偏りについても検査・治療をすることで、健康な顎の動きを取り戻すことを目的としています。
当院がこのように、顎の動きや咬合も含めた包括的な治療をしているのは、歯周病治療はお口の地盤を治療するものだと考えているからです。歯周はいわばお口の土台です。そこをないがしろにしてしまっては、その上にどれほど立派な柱(歯)を立てたとしても、いずれ傾いてしまいます。顎の動きやかみ合わせにも着目して治療をすることで、健康的なお口の状態を長く維持させていきたいと考えています。
当院が歯周病治療において重要視しているのは、歯石取りやブラッシングといった、基本的な治療です。歯ぐきを開いて歯石を取るフラップ手術や、薬剤などを使って骨を再生する再生療法なども状態に応じて必要ですが、基本となる日々のブラッシングや歯石取りができていなければ、歯周病が悪化する可能性は残ってしまうためです。
また、歯石取りやブラッシングといった治療を継続していると、症状によっては吸収されてしまった骨が再生する可能性もあります。歯周病の進行度合や生活習慣などによっても異なりますので、ご関心のある方はお問い合わせください。
当院は、歯周病になっている患者さまに対して、すぐに歯ぐきを開いて手術をしたり、歯周組織を改善させるための手術をしたりはしていません。まずは、日々のブラッシングで症状が改善するように、患者さまに合うブラッシングを覚えていただいています。
なぜこのようにブラッシングを重視しているのかというと、健康なお口の状態を長期的に維持するためには、日々のブラッシングが欠かせないからです。歯周病は生活習慣病です。そのため一度手術をしたとしても、その後ブラッシングができていなければ、また状態が悪化してしまいます。そうならないように、虫歯や歯周病を予防するための正しいブラッシングを、患者さまに覚えていただきたいと思っています。
とはいえ、どれだけきれいに磨いていたとしても、歯ブラシや歯間ブラシなどだけでお口の歯垢(プラーク)や歯石を完璧に取ることはほぼ不可能です。そのため、完璧にブラッシングしていただくことを目指すのではなく、7割から8割ほどのお口の汚れを取れるようになることが目標です。残りの2割から3割は、歯医者でのメンテナンスでお取りしますので、ぜひ定期的にご来院ください。
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