歯並びの不具合が及ぼす影響
矯正治療が主眼に置く歯並びは、不具合が生じることで様々な面で問題となる事態が生じます。歯並びを美しく整えることは、身体的な面、精神的な面の両面で患者様の健康の増進につながります。歯と歯の間に隙間が生じていたり、奥歯が複雑な配置になっていたりすると、その部分にブラシが行き届かず、日々のケアで口内の汚れを十分に落とすことが容易ではない状態になります。また、噛み合わせが悪いと良く噛むことが難しくなり、食事の際に殺菌作用のある唾液の分泌が促進されないことも発生します。これらは虫歯や歯周病のリスクを高めるものです。その他にも顎に必要以上の負荷がかかることで、顔貌や体のずれが生じることもあり、舌の動きが制限されることで発音障害などが発生する可能性もあります。
精神的な部分では、歯並びの悪さがコンプレックスになり、心から笑うことができないなどの問題が生じる可能性があります。これは対人関係などで自信を持つことができず、表情自体も暗くなりがちで豊かな生活を送る上では看過できない問題です。歯並びの問題はお子様のうちからしっかりと対応することで、その後生活の質を大きく変えるものですので、特に小さなお子様をお持ちの保護者の方には、お子様の将来のためにも早めに歯並びの改善に取り組んでいただければと思います。
矯正歯科の大きな目的は患者様が末永く心身ともに健康な状態でいることのできるようにお手伝いすることです。人前で自信を持って笑うことと、毎日の食事をおいしくたべることができるようにすることが大切です。さらに整った歯並びは日々のメンテナンスがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを軽減することができます。お体全体の健康を考えて精神的にも豊かな生活となるようにという思いが、矯正治療を行う上での私のもっとも大きな願いでもあります。
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※当院は矯正歯科専門の歯科医院です。
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