当院の矯正治療(※)では、歯を残すことを重要視したプランをご提案しています。人の歯は親知らずを除けば全部で28本あり、それぞれが重要な役割を担っています。「8020運動」というものがありますが、これは、80歳になっても自分の歯を20本残すことを目標とした取り組みです。一度抜いてしまった歯は元に戻りませんので、後から歯を失ってしまうと20本残すことが難しくなってしまいます。
患者さまのご要望やお口の状態によっては抜歯をすることもありますが、その後の健康面や機能面を考慮すると、極力歯を残すことが大切です。そのため、当院では基本的に抜歯せずに歯列を動かしていく方針をとっています。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
矯正治療においては、患者さまのモチベーションも重要な要素の一つです。当院ではモチベーション維持の取り組みとして、口腔内カメラを使った記録を作成しています。通院のたびにお口の中を撮影しますので、治療経過をご自身で把握していただくことが可能です。
記録を残すことは、治療のゴールを視覚的に捉えるためにも役立ちます。治療開始時の画像と見比べながら、どれくらい歯並びが良くなったのかを確認する材料としていただければ幸いです。
お子さまのお口の中を拝見すると、将来的に矯正治療が必要だと分かることがあります。そういった場合は、親御さまとお話しして、お子さまの成長過程に合わせた長期的な矯正を考えていただくようご提案しています。
成長過程に合わせて顎が大きくなる手助けを行えば、歯が並ぶためのスペースを作ることが可能です。一方で成人の方の場合は、すでに骨ができあがっているため、抜歯をして調整しなければならないこともあります。当院では小児矯正(※)の割合が高く、年齢に応じた矯正治療を提供しています。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
矯正治療に適した年齢は、その内容によって左右されます。例えば受け口の場合であれば早期の治療がおすすめです。そのままでは下の歯が上の歯の成長を妨げてしまい、受け口が悪化する可能性が高まるからです。
小児矯正自体は3歳ごろから可能で、歯並びが整っていない場合は、奥歯の永久歯が生えてくる7~8歳くらいが目安とお考えください。大人の歯が生え始めてからがスタートです。ご相談いただけば、お子さまごとに合った時期について説明させていただきます。
矯正治療を行うメリットは、口元の見た目が良くなるだけでなく、歯の長持ちにつながる点にもあります。
歯並びが整っていない場合だと、磨きにくい場所から汚れが溜まってしまい、虫歯を発症しやすくなります。さらに、噛み合わせが悪くなるほか、出っ歯によって口を閉じられなくなり、口内が乾燥して風邪や歯周病のリスクも高まってしまいます。
「歯がきれいになること」と「歯が長持ちすること」はかけ離れていないと思います。歯並びが整うことで、自分の口元に自信を持ち笑顔の絶えない毎日を送っていただければ何よりです。
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