歯周病は国民の過半数がかかっているといわれています。自覚症状が少ないことが特徴で、重症化してしまうと歯を失ってしまう危険性もある疾患です。
当院では、お越しいただいた患者さまのお口のなかを診させていただき、歯周病の検査をしています。
歯周病の疑いがある方には、歯石取りなどのお口のクリーニングを行うとともに、飲み薬を処方するなどの内側の細菌からのアプローチをしています。そうすることで、歯ぐきの腫れがなくなる、出血がなくなる、口臭がなくなるなど、作用をしっかりと実感していただけるようになります。
歯周病はあくまで感染症であるため、その原因である歯周病菌を取り除くことで改善するようにしています。
お口の状態が悪くなった場合、再度治療を行えばいいと思っている方がいます。しかし、歯を削ったり神経を抜いたり、治療を繰り返せば繰り返すほど、お口の環境はどんどん悪くなってしまいます
そうならないためにも、「治療のための歯科医院」から「予防のための歯科医院」に意識を変化させていくことが大切です。
当院では、3カ月に1回のペースで患者さまにお越しいただいています。そのさいには、きちんと磨けているか、気になるところはないか、確認したうえでブラッシング指導を行っています。歯科衛生士が5名在籍しているため、患者さま一人ひとりに担当をお付けしており、患者さまのお口の変化や異常に素早く気付けるように、患者さまが緊張をほぐしたうえで治療を受けることができるように取り組んでいます。
歯周病の予防のためには、定期的に歯科医院にお越しいただくことのほかに、普段のブラッシングが重要です。
自分できちんと磨けているつもりでも、実際は磨けていないことが多いです。そのため、実践型のブラッシング指導を行っています。
実践型のブラッシング指導の流れとして、はじめに染め出しを行って、磨けていない箇所や磨きにくい箇所を把握していただいています。そして、実際に歯ブラシを用いて当て方や動かし方、どこをどう使うといいかをお伝えしています。そのさいには、鏡を見ながら患者さまご自身でお口のなかをチェックしていただくようにしています。
歯科医院で受けていただくケアも大切ですが、毎日来院していただくわけにはいきません。患者さまご自身でできるケアを身に付けていただき、きれいで健康なお口を目指しましょう。
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