生まれつきの障がいや病気、事故、加齢などが原因で、言葉によるコミュニケーションや言葉の発達、嚥下などに問題がある方々をお手伝いし、その方らしい生活を送れるよう支援するのが言語聴覚士です。問題がどこにあるのか、その対処法はどのようなものがあるのか検査を実施し、必要に応じて訓練を行ったりアドバイスしたりしていきます。
当院は矯正治療を専門に行っているため、上顎や下顎、喉などと深い関連があることから、言葉発達遅滞や嚥下の問題とも無関係ではありません。言葉がしっかり出てこない、発音が難しいといった患者さまに対応するため、常勤の言語聴覚士がおり、治療の一環として訓練を実施しております。また、障がいをお持ちで、うまく話せないようなお子さまには、言葉の教室などで指導を行ってまいりました。
障がいをお持ちの方の治療は、矯正治療を含め、全てが保険適応となります。どうぞお気軽にご相談ください。
常勤の言語聴覚士がいる歯科医院というのは、あまり数が多いものではありません。当院がこうした治療を取り入れているのは、歯科医療に携わるものとしての願いが根底にあります。
歯科医師としての最終的な目標は、患者さまが食事や人との会話を楽しめることです。矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善することで、こうした喜びを味わっていただける歯科医療です。その一方で、生まれ持っての障がいやさまざまな要因で言語に問題を抱えておられる患者さまに対応できないのでは、歯科医師としての大きな責務を果たしていないことになるのではないかと考えています。そしてこうした患者さまに、人とのコミュニケーションを楽しんでいただきたい――そう考えたからです。
今後も、さまざまな観点から患者さまのお力になるべく尽力してまいります。
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