お子さまの歯は、大人と比べて虫歯の進行が早い場合があります。来院されるお子さまと親御さまには、治療のご説明はもちろんのこと、予防法なども丁寧にお話ししています。また今のお子さまは顎が小さく、永久歯が全部生えるための顎のスペースが足りないことも多いです。歯がしっかり生え変わるように、歯列矯正ではなく、顎を広くするような床矯正(※)も行っています。
お子さまにとっては、歯科を受診して、口の中に他人の手が入ることは恐怖そのもの。当院は、恐怖心を取り除くように意識してコミュニケーションをとっています。親御さまに治療内容を理解していただくだけでなく、お子さまにも内容を理解した上で、落ち着いて治療を受けていただくための工夫をしています。例えば「10数えたら、休憩するよ」などと話し、治療の先を示してから始める、といった方法で行っています。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
最近のお子さまは顎が小さい子が多く、歯の生え変わりの際にちゃんとした歯並びにならないことがあります。でこぼこの歯並びは、お子さまの成長にも影響を及ぼすと言われており、早期に治療を開始したほうがよいでしょう。当院は床矯正という顎を広げる矯正を行い、歯の生え変わりをサポートしています。床矯正の対象年齢層は、乳歯から永久歯へ生え変わるまでの小学校低学年くらいまでです。その後は経過をみて、必要であれば歯列矯正を行います。
床矯正は、見た目は入れ歯のようですが、目的が違いますので食事をするときは外します。永久歯が生えてくるための顎のスペースを作るための装具なので、食事以外のときはできる限り装着していただきます。入れ歯は寝るときには外しますが、床矯正の装具は、むしろ寝るときに入れましょう。
1
検査・診断
問診をして、お口の中を診察します。レントゲンは、全体的に撮影して、顎の状態と歯の生え変わりの進行具合を確認します。
2
型取り
現状の型取りを行い、模型をつくります。その上で装置を設計し、作製に入ります。子どもは日々成長していますので、型取りから作製まで迅速に行うことが大切です。
3
完成
約2週間で完成です。入れ歯と同じで一度合わせてみて、調整したうえで装具をお渡しします。その後は、定期的に通院していただき、歯が抜けたり生えたりすることに合わせて微調整をします。