治療内容｜【吉野本町】坂東歯科医院

歯周病は細菌感染によって引き起こされる炎症疾患の一種です。歯と歯肉の隙間（歯周ポケット）に歯垢が蓄積することで歯肉が炎症を引き起こし、赤みを帯び、腫れや出血といった症状が出てくる病気です。放っておくと最終的には抜歯する可能性があります。

主な原因は口内に存在しているおよそ500種類の細菌です。これらの細菌は日頃の歯磨きが不十分であったり、糖分を過剰に摂取したりすると歯垢になり、虫歯や歯周病の主な原因になります。歯周病は初期の場合自分で自覚することが困難で、赤み、腫れ、出血、痛みなどの自覚症状が出た時には既に症状が進行している状態にあるため、これらの自覚症状が出た場合は治療を行う必要があります。

歯周病は症状が進行すると抜歯の危険性がある病気です。できる限り自然歯を残すためにも早期発見・早期治療に努めることが大切です。そのため当医院では患者さまへ定期的に検診に来ていただくことを推奨しております。そうすることで歯周病の早期発見に繋がると考えているからです。また、検査を通じてご自身のお口の中の状態を把握していただければと考えております。

ご高齢になっても快適に生活を過ごすためには、いつまでも自分の歯で、自分の口から食事を摂ることが大切だという考えています。当医院ではこの考えに則り、できる限り患者さまの歯を残せる治療を行うよう心がけております。またお口の病気の予防を推進しております。やはり歯の健康を末長く保つためには日頃からの予防が大切です。

当医院では患者さまに病気の可能性や危険性を丁寧にご説明させていただくことで、日頃から予防の意識を持っていただけるよう努めております。また、予防について患者さまお一人おひとりに合わせたアドバイスをさせていただき、歯科衛生士だけではなく歯科医師自らが患者さまのお口のクリーニングをさせていただいております。

病気になってから治療するのではなく病気を未然に防ぐことで、可能な限り長く自然歯を残すことができればと考えております。私たちと患者さまが協力して歯周病を含めたお口の病気の予防に努めていけたらと思います。

歯は一度削ってしまった箇所は二度と元には戻りません。当医院では虫歯治療に際して、できる限り削らない、神経を残すということを心がけております。お口の健康を長く保つためには自然歯を残すことが何よりも大切だからです。

虫歯の際に歯の神経を抜くのは、虫歯菌や細菌が歯の神経に達しているためです。虫歯菌や細菌が歯の神経に達していると、ズキズキと強い痛みが出る、冷たいものや温かいものがしみる、ものを噛んだ時に強い痛みが走る、痛み止めが効かない、リンパ腺や頬が腫れるといった症状が出てくる可能性があります。それらの症状を緩和するためや虫歯の進行を止めるために歯の神経を抜くのですが、神経を抜くと様々なデメリットが生じます。

主に、歯に神経が通っていないため歯の異変に気づきにくい、虫歯菌や細菌から守る力が低下する、歯が脆くなり割れやすくなる、血液循環が悪くなるため歯の内部組織の新陳代謝が行われず徐々に歯の色が黒ずんでくる、治療に時間が掛かるなどといったものがあります。これらは自然歯を長く保つためにはデメリットになるため、当医院ではできる限り神経を残せる治療を行うよう努めております。もちろん症状がかなり進行していて止むを得ず神経を抜くという手段しかない場合もありますが、他の治療方法がないか、他の選択肢はないかということを考慮した上で、症状に合う治療を行うよう心がけております。

お子さまの中には歯科医院に苦手意識を抱いている方が多いのが現実です。治療の際の痛みや治療音など、様々な要因が重なって恐怖心となっているのだと思います。

当医院ではお子さまの歯科医院に対しての苦手意識を減らせるよう努力しております。何よりも大切にしているのはできる限り痛みの少ない治療を心がけることです。治療を終えたお子さまに「そんなに怖いものじゃなかった」と思っていただけるよう心がけることで、ゆっくりと苦手意識や恐怖心が薄れていくのではないかと考えております。