A.はい、ご存じないかもしれませんが、歯科でも治療が受けられます。検診の際などにお尋ねください。
当院では、睡眠時無呼吸症候群の治療を取り扱っています。一般的には耳鼻咽喉科で診療されることが多い病気ですが、実は歯科でも治療を受けることが可能です。耳鼻咽喉科での医師による診断があれば保険で、ない場合でも保険外にて治療を行っています。
睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り、寝ている時に呼吸が止まることで眠りが浅くなってしまい、日中に集中力と持続力が低下する症状が見られる病気です。また、さらに悪化すると脳梗塞や高血圧、不整脈、狭心症といった病気にも影響を与えてしまいます。
そして、この病気はいびきをよくかくことから、一緒に寝ている家族からの指摘で気づく場合があります。また、夜中に何度も目が覚めてお手洗いに行くこともあります。ご家族やご親戚でこういった症状がある方は、一度ご相談ください。
A.マウスピースを使います。息をしやすくすることで無呼吸状態になりにくく、持ち運びにも便利です。
睡眠時無呼吸症候群を治療する際、耳鼻咽喉科では、CPAP(シーパップ)という装置を使って治療する方法がありますが、当院ではマウスピースを使った治療法をご提供しています。
この治療法は、患者さまのお口に合わせた上下のマウスピースを作って、噛み合った状態よりも少し顎を前に出すようにして、プラスチックの素材で固定をします。こうして呼吸がしやすいお口の形に導いていくことで、できるだけ自然な状態で眠っていただくのです。また、マウスピースは持ち運びにも便利です。旅行やお出掛けなどに行く際でも、一緒にお持ちいただければと思います。