歯周病治療は、さまざまなお口の検査から始まります。中でも力を入れている検査が二つあります。一つは「6点法」という歯周ポケット測定です。1点法、4点法もありますが、当院では1本の歯ごとに6箇所調べます。もう一つは、お口の中を10枚に分けてレントゲン撮影する「デンタル10枚法」または14枚撮る「デンタル14枚法」です。歯石の付き方や歯槽骨の状態も観察できるのが特徴です。こうした細やかなデータが得られることで、初めてしっかりとした治療計画に着手できるようになります。
当院の治療には、ご自宅でのブラッシングや生活習慣の改善なども含まれます。歯周病は生活習慣病ですので、規則正しい生活が何よりも大切です。例えば、ご家族の介護が始まり、急にブラッシングの質が下がるケースがあります。そこで半年から1年に1回生活環境アンケートを行い、生活の変化などをお聞きして、無理のない予防策をアドバイスしています。
歯周病は初期段階ではほとんど自覚症状がありません。痛みもありませんので、知らないうちに少しずつ進行し、ある日突然「歯磨きした時に歯茎から血が出る」といった症状で現れます。こうなると、すでに歯周病が進行している状態です。放っておくと歯を失ってしまったり、全身にも影響が及んだりするおそれがあります。
歯周病は、自覚がなくても歯科医院で検査することが大事です。ぜひ定期検診を生活習慣に組み込んでください。
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