当院では見た目もきれいで、きちんと噛めて長持ちすることがとても大事と考えております。また将来的な健康な歯の維持を考えると磨きやすさも大切です。ただ歯の形だけを見て治療するのではなく、将来的に見た目の美しさと機能性の面を重視することが大切であると考えています。
提案の際には、さまざまな資料を使って患者さまにわかりやすくシミュレーションを行っています。模型を作って、ワックスアップしたり、さまざまな角度からの写真を利用したり、または過去の治療例を見せてあげたりしています。当院では、美容診療であっても見た目だけでなく、よく噛めるといった機能性も大事にし、加えて永続的に保てることも大事に考えて治療を行っています。
診断を模型診断なしに行うことはできません。模型上での診査によって、顎や歯の位置関係や、顎や歯や修復物の形態とその変形などが読み取れ、画像のみの診断より細やかな診断が可能になります。当院では、診断用ワックスアップと呼ばれるお口の中の状態をそのまま写し取った石こう模型の上で、ワックスを使って模擬的に治療をします。治療計画を具体的に目で見えるものにして、歯ぐきやかみ合わせの状態、美しさを備えた最終的な構造の状態を一つひとつ改善していくことで、より良い状態を実際につくりだしていきます。お口の中の状態や治療のゴールにもよりますが、一般的には治療のステージによって、何度も作り直していきます。
その際にプラスチックで作る精密な仮歯は、プロビジョナルレストレーションと呼ばれ、治療を進めるにしたがって、形を変化させながら、歯ぐきを治療し、かみ合わせを安定させ、美しさを磨いていくものです。最終段階の形のままで、素材を置き換えてお口の中にはめ込むことで治療が完了します。
美容診療の素材でメタル素材は基本的に使用いたしません。メタル素材を使う場合は、インプラント(※)の複雑な構造物で、加重の強いところや入れ歯とかぶせ物のコンビネーションなど、どうしても金属を使って作る必要のあるものだけです。基本は前歯のエリアでも奥歯でも使いませんし、特に前歯に使うことはありません。
当院では基本的にオールセラミック素材のジルコニア(※)を使用しています。オールセラミックス(※)にもさまざまな種類があり、簡単に言うと硬いもの、柔らかいもの、透明感の高いもの、不透明なものの4種類です。奥歯の奥は硬くて不透明なものを用いるなど、場所や条件によって使い分けをしています。セラミックスも使用しますが、小さい補綴で用いることが多く、大きな補綴物になると強度のあるジルコニアを用いることが多いです。セラミックスは大きい部分では取り扱いが難しく、透明感が強すぎることもあるためです。当院では、金属を使用していないセラミックスの素材以外にも、ラミネートベニア(※)などさまざまなものを取り扱っております。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
1
カウンセリング
まずは患者さまのお話をお伺いします。
問題点を取り出して原因を見つけて解決策を提示し、治療について一緒に決めていきます。
2
検査・診断
お口の中の写真撮影と同時に、歯ぐきの検査など全体の詳しい検査を行います。
また模型診断、診断用ワックスアップも行います。データを取りステップを踏むことで、正しい治療計画が立てられます。
3
仮歯製作・技工士さんへ依頼
型どりを行い、院内で即日仮歯を製作します。その後数回仮歯は作り替え、調整した後に技工士さんに依頼します。
初日に行える場合もありますが、患者さまの状態によって異なりますので一概にはいえません。
4
さらなる調整へ
技工士さんに外注してからは、完成するまでに1週間から2週間かかります。届いた後にさらに調整を行います。
5
装着へ
完成したものを歯に合わせて装着していきます。
最初は違和感があるかもしれませんが、調整を行うことで患者さまの歯にフィットさせることが可能です。
状態によっては作り直しを行うこともあります。
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