東原歯科医院

歯科医療では、患者さまご自身が治療やメンテナンスに意欲的になっていただくことが欠かせません。そのため、当院は患者さまが納得して治療に臨んでいただけるような、わかりやすい説明にこだわっています。例えば、患者さまの口内の状態を治療前後だけでなく、処置中やメンテナンス時にもご覧いただき、明らかにしていく「見せる治療」を行っています。

初診の患者さまの場合は、緊急を要するケース以外は最初に口腔内写真とレントゲンを撮り、ご自分の口内の状態を把握していただけるよう努めております。カウンセリングには20分ほどのお時間を頂戴しています。レントゲンや口内の写真、模型などを活用して、目で見ていただきながら、わかりやすい言葉でご説明してまいります。

ご自分のお口の中をはっきり見ることは普段なかなかできません。そのため、大型モニターに映し出すことで、お手入れしきれていなかった箇所も明らかにしてお見せしています。こうした取り組みによって、ご自分のお口に少しずつ関心を持っていただき、セルフケアの重要性をご理解いただきたいと考えています。

ご来院のきっかけとなった、急なお口の痛みや腫れに対する治療の終わりが、必ずしも歯科医院への通院の終わりとイコールではありません。通院のきっかけとなった問題を取り除けたとしても、お口の問題がそれで収束するわけではないからです。

治療を終えたあとも、定期的にメンテナンスにご来院いただき、お口の状況をつぶさに確認することで、何か問題が生じたときも早期に対応できます。歯科医師としても、自分の治療に最後まで責任を持って対応させていただきたいという思いがあります。定期的なメンテナンスをお任せいただけることで、患者さまと歯科医師の双方が納得できる治療を行えると考えております。

当院では、メンテナンスのたびにモニターでお口の状態をご覧いただいています。お口の中で歯石がつきやすい場所、歯磨きが苦手な場所を見ていただくため、模型や口内写真を利用しながら、ブラッシング指導を行います。そうした積み重ねこそが、万が一の場合にも互いに納得のできる治療を行う基礎となります。

当院では、患者さま一人ひとりの状況に即したブラッシング方法、デンタルグッズの活用方法などをお伝えしております。どうぞお気軽に足をお運びください。

当院では、機能性はもちろん、見た目の美しさにこだわった詰め物・被せ物のご提供に取り組んでまいりました。見た目に違和感がなく、大きく口を開けて笑うことができるような環境を整えるべく、力を尽くしております。

詰め物・被せ物をご用意する際、当院は、治療の経過を模型でご確認いただいています。通常、詰め物・被せ物の治療において、患者さまの関心は最終的な見た目にあります。しかし、より長持ちし、患者さまを長期的にお支えする歯科医療のためには、治療の工程こそ重要と考えております。そのため、治療の前後、処置中など逐一、様子を患者さまにご覧いただいています。

患者さまはもちろん、歯科医師自身も納得のいく治療を進めてまいりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

小さなお子さまに対して、当院ではトラウマを植え付けない治療を心がけております。お子さまが治療のことを理解できていないまま処置を進めると、恐怖心を持ってしまいかねません。そうならないように、親御さまにはお子さまの近くにおいでいただき、治療方法をわかりやすくお話ししながら進めています。

さらにお子さま用の診療チェアには、お口の状態を確認できるかわいらしいモニターを設置し、虫歯菌が動く様子なども見ていただきつつ、関心を持ってもらえるような工夫を凝らしています。

また、治療中に機会を見て歯の染め出しを行い、歯磨きの苦手な場所をお子さまと親御さまにご確認いただいています。歯磨きが苦手な場所を知ることは、虫歯予防において重要です。「親子で、お口の状態を把握のできる歯科医院」を目指して、今後もこういった取り組みを進めてまいります。

親御さまの中には乳歯について「どうせ生え変わるのだから、虫歯治療はしなくてよい」とお考えの方もいらっしゃるかも知れません。しかし、乳歯の虫歯は、歯並びや後々の歯の色にも関連します。早い時期から治療をするメリットについても十分にご説明させていただき、親御さまにも納得いただける対応を行います。