顎関節症は、顎が痛い、顎がなる、お口が開けづらいといった症状が見受けられます。顎関節症の原因は様々ですが、顎に対して瞬間的に強い力が加わったことが挙げられます。例えば、転倒してぶつけてしまう、奥歯で急に何かを噛んでしまったなども考えられます。顎関節症は顎関節の捻挫とも言われています。足首を捻ってしまい関節の中で炎症を起こしてしまうことと同じです。関節には元々血管が少なく、血液が流れていないため炎症を起こすと治りにくいといった特徴があります。その為、顎関節症の方は安静にしていただき、痛み止めとして薬を処方します。顎関節症は噛み合わせが起因している場合や長年の生活習慣による関節自体が変形している場合があります。その場合は、患者様によって原因が異なるため、治療期間が延びる場合もありますので、見極めが非常に大切です。当院では、患者様お一人おひとりの症状についてきちんと向き合い、寄り添った治療方法をご提案しておりますので、顎に違和感がある方はご相談ください。
顎関節症に見られる「痛み」や「お口が開けづらい」といった症状でも、原因によって治療方法が変わります。例えば、マウスピースを使用して顎の関節の位置を変えるといった治療方法や、症状により最終的に外科手術が必要となる場合もあります。捻挫の症状であれば、薬を処方させて頂き、痛みがなくなった時点で噛み合わせのチェックを行います。その状態のまま3ヶ月から6ヶ月間様子を見ながら治療を行っていきます。また、マウスピースなどを使用して顎の位置を変えて噛み合わせを固定する場合は、マウスピースを外すことで元に戻るリスクも考えられるため、この点については注意が必要となり厳しいところでもあります。
顎関節症は治療が終わればそれで完治と言うわけではありません。治療後のメンテナンスが非常に大切になるのです。当院では患者様のご要望をお伺いした後、治療計画を立てていきますので、分からない事があればいつでもお尋ねください。