久保歯科医院(神戸市西区)

お口の健康は歯科医師の治療だけで手に入れられるものではありません。患者さまが日々の生活の中で予防に取り組むことがとても重要になります。その第一歩は、ご自身のお口の健康に関心を向けることです。

だからこそ当院では、お口の中を撮影した写真やレントゲン画像、検査結果の図解など、複数の視覚ツールを使った説明を大切にしてきました。どこに問題があってどんなリスクがあるか、どのように治療したかが目で見て分かるので、納得感を持って治療に臨めるかと思います。

また、治療中の説明だけだと忘れてしまうこともあると思うので、その日の治療内容や検査結果をまとめた資料はお持ち帰りいただけるようにしました。ご自宅でも資料を見返せるので、お口の健康作りに取り組むモチベーションにしていただければ幸いです。

虫歯があるからといって、すぐに歯を削ることはしません。虫歯の進行具合によっては削らずに、必要な処置をした上で経過を観察するケースもあります。患者さまにはできるだけ多くの歯を残していただきたいからです。

そこで当院では、特殊なレーザーを当てることで虫歯の進行度合いが計測できる「光学式う蝕検出装置」という機器を採用しました。虫歯の深さを数値で示してくれるので、治療すべき歯と経過観察する歯の区別がスムーズにできます。また、虫歯があると音が鳴るため、患者さまにも虫歯の有無を認識いただけます。

それでも虫歯が深い場合は治療することになります。麻酔を使った痛みが少ない治療に努めていますので、歯科治療が不安な方も一度お越しください。どうしても不安・恐怖心が強い方には、鼻から笑気ガスを吸引して緊張感を和らげる笑気麻酔を使った治療も可能です。

患者さまには検診を続けることで、どのようにお口の状態が変化したか、治療前後の写真や比較データをお見せするようにしています。予防に取り組んだ成果を目に見える形にすることで、ケアを継続するモチベーションにしていただけると考えました。

人それぞれお口の性質や生活背景、将来的なリスクは違うので、その方の状況に合わせて3～6カ月を目安に通院の頻度を提案しています。検診にお越しいただければ、口内の検査とともにクリーニングを受けていただけます。お子さまには歯質を強化するフッ素塗布もしていきましょう。

定期検診を続ける意義はお口の健康を維持・改善していくことです。ご自身でも予防に取り組めるように、ブラッシング指導や有益な情報共有もしていますので、お口の健康作りにぜひ当院をご活用ください。

つめ物・かぶせ物の素材は、保険診療から自由診療まで複数の選択肢を準備しました。機能性や見た目に対するご希望、ご予算などをお伝えいただければ、選択肢の中から提案いたします。

例えば、保険の素材であればレジンと呼ばれるプラスチック製のつめ物や、銀歯のような金属の素材を提案できます。レジンは色が白いため目立ちにくいですが、割れやすいため、負荷がかかる箇所には向きません。その場合は金属の素材を推奨しています。

自由診療の選択肢としては、耐久性に優れているセラミック（※）を使った素材もあります。細菌が付着しにくく、見た目も自然な歯に近い色合いを再現できるため、「銀歯は目立つから抵抗がある」という方が選びやすくなっています。できるだけご希望を反映したつめ物・かぶせ物を提案しますので、しっかり話し合って素材を決めていきましょう。

※は自由診療です。料金は料金表を確認してください。