歯を守るため、あごの位置を調節することが大切
一般的には、上の歯と下の歯の関係が咬み合わせと理解されていますが、上の歯と下の歯の間には顎、すなわち顎関節が介在しています。また下顎の骨を動かしている筋肉が関係しています。咬み合わせを診るには顎の関節と筋肉、それらに指令を出す神経に目を向ける必要があります。
このように当クリニックでは、咬み合わせについては、歯だけではなく、顎関節や咀嚼筋を含めた顎口腔系の問題として診ていきますので、口が開けにくいなどの症状に代表される顎関節症や、噛めない、噛みにくい、快適でない、などの症状の方にも対応しています。
噛み合わせを調節しあごの位置を整える治療では、まずあごの位置と噛み合わせの関係がどうなっているのかを調べます。そのために、歯型を取り、噛み合わせの位置や筋肉の状態、左右の違いなどを検査します。その後、実際にあごの模型を作り、あごの位置がその方に合った位置にくると噛み合わせがどうなるのかシミュレーションを行います。
噛み合わせの治療は、ただ歯を削って高さを調整すれば良いというものではありません。歯は削ってしまうともう元には戻らないため、調整を細かく行う場合は歯型の模型を2つ作り、一方の模型を削って調整のシミュレーションを行ってから、細かく注意を払い慎重に治療をしていきます。少しずつ調整を行って最終的に目標とする状態にすることで、あごの関節や特定の歯への負担を減らし、その方に合った噛み合わせに導きます。
あごのずれの原因は、関節円盤という口を開閉する際に下あごの骨と骨の間のクッションの役割をしている軟骨の変形やずれによるものや、穴が開いてしまっていることによる場合もあります。これは体の外から見てもわからず、通常のレントゲンにも写りません。もし、そのような疑いがある場合は、MRIでの検査が必要です。MRIの検査結果を分析し変形などの異常が見つかれば、その診断で治療計画を立てていくことになります。
※当院は神戸市中央区八幡通にある、「船曳歯科クリニック」でございます。 近隣に同じ名前の医院がありますのでお間違いのないようご注意ください。
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