めばえ歯科クリニック

大阪歯科大学を卒業したのち、明石の歯科医院で勤めたのが、歯科医師としての私の経歴の始まりです。その後、さまざまな歯科医院で勤め、訪問歯科診療などさまざまな分野での治療を行ってまいりました。

その中で、臨床研修時に過ごした明石のことが忘れがたく、この地での開業を志すようになったのです。明石は、海に近く明るい土地柄で、とても親しみやすく、地の便もあり、住むことを考えても非常に魅力的でした。

歯科医師として患者さまのお口の状態に責任を持つためには、地域に根差した歯科医療をご提供する必要があると考えております。そのため、この地に居を移して歯科医院を開業しました。地域の皆さまとご一緒にお口の健康を目指した取り組みを行っていきたいと考えております。

小さなお子さまの場合は、歯科医師や歯科医院という環境そのものへの拒否感、恐怖心が強い傾向があります。その拒否感や恐怖心が取り除かれないまま治療を行えば、お子さまのトラウマになったり、泣き叫ぶお子さまを連れてこられること自体が保護者さまの大きなストレスになる可能性も否定できません。

当院では、緊急の処置が必要な場合を除いて、歯科医師という存在や医療器具、歯科医院そのものにお子さまが慣れてくださるまで、じっくりと練習を積み重ね、お子さまの恐怖心を取り除くことを重視しております。

タービンやバキュームといった一つひとつの医療器具の使い方や働きを、お子さまにもわかりやすい言葉で説明しながら、お子さまの目で確かめていただくことで、恐怖心を解消していきます。各ユニットに備え付けたモニターで、お子さまの好まれるアニメなどを観ていただくなど、さまざまな取り組みを行い、有難いことに多くの患者さまからお喜びの声をいただいております。お子さまのお口の状況については、保護者さまにもしっかりご説明しております。

患者さまとより良い関係を築く上で欠かせないのは、「落ち着いた上で治療をうけられるかどうか」であると私は考えております。自分の口の中がどういう状況なのか、どういった治療をなされているのかがわからなければ、恐怖心や不信感を生みかねません。

私という人間にお口をお任せいただくためには、患者さまとしっかり向き合い、真摯に対応させていただく必要があります。当院ではこれまで、患者さまの誤解を生まないご説明を心がけてまいりました。口腔内の状況をご自分の目でご確認いただけるよう、モニターを用いてご説明しております。

また、治療中にも患者さまのご様子に目を配り、お声がけすることで、落ち着いて治療に臨んでいただけるよう努めてまいりました。患者さまとの信頼関係を構築するため、治療方針や治療期間、その費用などについて、できる限り十分な時間をかけてご説明いたしますので、気になることがあればご質問ください。

治療に際しての患者さまの関心ごとは、お口の状態はもちろん、その期間や経済的ご負担にあるかと思います。患者さまお一人おひとりでその内容が異なるのは当然ですが、問題を放置した期間が長ければ長いほど、治療期間も長くなるという原則があります。

虫歯が大きければ大きいほど、歯周病が重症化すればするほど、治療も長期化する傾向にあるのです。治療期間が長くなれば、仕事の忙しさなどから治療を諦める患者さまもおられますが、当院ではそうした患者さまに対して、「3週間以上治療を中断しないこと」をお願いしております。

お時間の都合がつかない場合には、予約をキャンセルしていただくこともできますが、その際に大切なのは、治療を継続することです。3週間以上放置してしまうと、トラブルが生じることもあり、治療もゼロもしくはマイナスからのスタートになりかねません。それを防ぐためにも、治療を中断せず、放置しないためのご説明をしっかり行ってまいります。経済面でも不安を抱かれないよう、治療に際しての見込みをお話ししております。疑問がある場合は、ぜひお尋ねください。

私が目標としているのは、地域の皆さまに愛される歯科医院です。そのためには、私どもがご提供する歯科医療を納得していただき、喜んでいただけるよう、日々懸命に努めるしかありません。

お口の中に何かしらの問題があった場合、真っ先に私どもの姿を思い描いていただけるよう、今後も今後も研鑽を続けると同時に、患者さまにお口を任せていただけるような人間であるべく身を律してまいります。患者さまの笑顔のために努めてまいりますので、治療に際してのご要望などはぜひお聞かせください。