患者さまの治療に関して、心がけていることは「患者さまが来院されたら、その場でできる限り機能を取り戻していただく」という事です。例えば「歯が抜けた」「入れ歯が割れた」というような場合でも、その日のうちにある程度ものを噛め、見栄えがいい状態にしてからご帰宅いただくようにしております。
また、当院では留め金がないタイプの入れ歯もお作りしております。留め金がない入れ歯はは、残っている歯に対する負担が少ないので、歯を長持ちさせることにもつながります。さらに、がたつきも少なくなり、サイズもより小さく作ることができるので、食べ物の味が感じやすくなったり、食べ物のかすが挟まりにくくなるという利点もあります。
ただし、このようなメリットだけをお伝えして一方的におすすめするということはありません。保険外の治療という点もふまえ、患者さまにご納得いただけるよう丁寧な説明をさせていただきますので、よくご検討の上でご相談ください。
お子さまが怖がることのないように、お子さまと同じ目線で話すよう心がけています。
お子さまに対する治療では、同じ目線で、まるで保育士の方が話しかけるようにし、できるだけ治療に対する恐怖感を与えないように気を付けております。むりやり治療するのではなく、お子さま自身に「治療を受けてもいい」という気持ちになっていただけるような話し方、接し方をすることが、当院の小児歯科治療の方針です。
また、私たちは保護者の方へのフォローも重要であると考えております。お子さまはご自分の状態を私たちにうまく説明したり、治療の内容を理解することがまだ困難ですので、保護者の方と綿密にコミュニケーションを取ることが重要になってきます。保護者の方には、一緒に診療室に入っていただきお子さまの治療中の様子をご覧いただくことも可能ですし、治療の詳細や、今後症状がどのようになっていくかなどの説明も行っております。他にも「詰め物は銀歯ではなく白いものがいい」などの細かいご要望にもお応えいたします。
新たに気づいた点や病巣などがあった場合でも、まずは患者さまに状況のご説明をし、治療の順序やスケジュールに関するご希望を伺います。
治療に対する考えは、患者さまお一人おひとりで異なります。治療法に対する考え方もそうですし、来院できる回数にしても、毎週通える患者さまもいれば、月に1度程度という方もいらっしゃいますので、決まりきったプランや治療法を提示することなどできません。
当院では、患者さまにこちらで用意した治療法やスケジュールに強制的に従っていただくような方法は採りません。もちろんお口の中の状態にもよりますが、あくまでも、患者さまのご希望をよくお聞きし、それになるべく沿った方法でケアをさせていただきます。
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