もりもと歯科クリニック

患者さまの不安を和らげることを大切にしています。
ご自身で確認できない口内の治療は、「次は痛いのかな」や「今どんな状態なんだろう」と不安に思われる方がほとんどです。さらに歯の違和感や痛みに悩まれて来院する方が多数を占めていますので、その不安は相当なものだと思われます。そのような不安を抱えてお越しになった患者さまにできることは、私も含めスタッフが声をかけて不安を少しでも和らげることだと考えています。ただでさえ敬遠されがちな歯科医院ですので、もっと皆さまが通いやすいように不安を和らげられるような対応を心がけています。

前の質問でも少し触れましたが、できる限り不安を和らげた状態で治療に臨んでいただきたいと思っています。初めてお越しになった患者さまの不安は大きなものなので、私たちは笑顔でお迎えすることを大切にしています。やはり人と人とのつながりに笑顔は欠かせません。笑顔からコミュニケーションが始まり、それが不安を和らげることにつながると確信しています。

歯の神経まで虫歯が進行した際に行う根管治療（自由診療）について力を入れて学びました。根管治療は歯の根や内側の治療で、歯科治療のなかでも技術を要する治療と言われています。複雑な治療であるがために、根管治療が必要な患者さまを一人でも多く救いたいと思ったことがきっかけとなり、器具も揃えて勉強を重ねました。今では私の治療に対して「上手できれいです」という声をいただくこともあり、嬉しさを感じるとともに日々の勉強は忘れません。

歯科医院が好きだというお子さまはまずいません。どこをどのように治療するのか分からない状態では、好きになることは無理な話だと思います。歯科治療に嫌悪感があるお子さまは、口のなかに治療器具が入るだけでその違和感から恐怖を感じ、それが痛みに変換されてしまいます。私はまずお子さまと会話をして、どのようなことをどのような治療器具を使って治療するのかということを実際に見ていただくようにしています。そのときに「この器具を使うときは痛みは感じないからね」と言って痛みがないことを確認していただきます。しっかりとしたコミュニケーションで信頼関係を築き、丁寧に説明して実際に確認してもらうと、お子さまの治療への反応は良い方向へ変わるはずです。

当院の空間で特徴的なものと言えば、半個室になっているということです。これでプライバシーも守れ、患者さまだけの空間で落ち着いて治療が受けられます。また、私たちスタッフと患者さまの導線を分離するようなデザインにして、清潔域と不潔域が重ならないようにしています。

スタッフ皆、明るく話すことが好きな点です。これは患者さまとのコミュニケーションで必要になるものです。コミュニケーションを取っていくなかで、患者さまが発した小さなサインを見逃すことなく治療に生かしてくれますし、明るい雰囲気で患者さまをお迎えしたいという当院には欠かせない存在のスタッフです。

私の思いを理解してくれているスタッフばかりですので、私が直接教育することは少ないです。スタッフ同士で勉強会を開きスキルアップを図ったり、患者さまへの対応について共有したりしてくれています。私が言わずとも、自らすべきことを考えてくれるスタッフに助けられている毎日です。

小児治療に今以上に力を入れていきたいです。最近はお子さまの歯に関心を持たれている親御さまが随分増えてきました。このこと自体はとても嬉しいことなのですが、まだまだ「乳歯は生え変わるから」と思っている方がいらっしゃることも事実です。乳歯がきれいに生えていることは、そのまま永久歯や言語の発音に影響します。お子さまの健やかな成長のために歯科分野からできることはたくさんあります。当院は医療機関が複数入っているビル内にあり、小児科があることや遠方からもお子さまの治療に来院してくださる方もいますので、さらに小児治療には力を入れたいと思います。