Q. 初めて来院してくださった患者さんに対して、心がけていることは何ですか?
私の父が歯科医師、母が産婦人科の医師という仕事柄忙しいこともあり、幼稚園の頃から家族と食事をすることがほとんどありませんでした。そのような環境の中、勉強のできる兄と比べられることもあり、その対抗心から勉強に力を入れるうちに医者という仕事を意識するようになり、自然と両親の背中を追いかけるようになりました。
私が結婚して子供ができるまでの30年間、ほとんど一人で食事をしていたこともあり、家族で食卓を囲み食事ができることが幸福だと感じています。
そんな幸せをより多くの方に楽しんでいただくために「歯の健康」という側面からお役に立てればと考えています。
「患者さんの痛みを分かってあげられて、優しい共感の言葉をかけてあげられる、そんな歯医者になりたい。」
「地域のお母さんと子供たちがニコニコ笑顔で通ってくれて楽しい時間を過ごせるような歯医者を作りたい。」
そんな気持ちで日々働いています。
Q. もし増田先生が虫歯になってしまったら、どのような歯医者さんに通われますか?
歯医者を選ぶポイントがあれば三つほど教えてください
まず「丁寧」というのが一つですね。「見えないところで丁寧」な人がいいです。
例えば、あなたが患者さんになって、歯医者に行くとします。で、「今度歯を入れるから、歯型取りますね」って言われるとしましょう。そうすると、その取った歯型には石こうを流すんですけれど、その歯型を取った石こうを、(見えないところで)消毒していますか?っていうことですね。それから、その石こうが技工所に行って削られた後、出来上がって返ってくる時に、それ、消毒した状態で返ってきていますか?っていうこともそうです。もちろんうちでは取った歯型は専用の消毒剤で消毒しています。
それだけじゃない。虫歯だって削って、はい詰めました、って言うけれど、ホンマにちゃんと(虫歯を)取っているんですか?って思うことがありますね。うちはすべての患者さんに対して、削った時に虫歯の染め出し液を使って、取れたことを確認してもらっているんです。だから、自分が行くとしたら、そういう「見えないところ」をちゃんとしている歯科医院がいいです。雰囲気とか笑顔とか、優しいとか、そういうおもて面だけではいけませんよね。もちろん、そこも大事なんだけれど。
Q. 日々のお仕事でお疲れで、たまには癒やしも求められることがあるかと思いますが、増田先生がリラックスできる時間はどのような時ですか?
寝ている時ですね(笑)。あとは、冬にはスキーに行ったりしますし、楽器を演奏する時間もリラックスできますね。僕はサックスを演奏しているんですよ。主にジャズ系とかですね。でも、どこかで披露するわけではなく、一人でひっそりと演奏して楽しんでる感じです。
あとはやっぱり、音楽を聴きに行くのが好きですね。これもジャズが多いですけれど、梅田の、前はブルーノートだったところが今はビルボードになっているんですが、そこにも行きますし、それ以外にもいろいろと出掛けていますね。あとはそうですね、本を読んでいたりとか、音楽を聴いたり。そんな時間が、僕の癒やしの時間です。
Q. 初めて来院される患者様に「晃司歯科はこんなところですよ!!」と知っていただけるようにメッセージをお願いします。
僕は常々「予防」をしたいと思っているんですよ。最終的には。そうすると、日々いい加減なことをやっていたら、なかなか「予防」にはつながらないんです。せっかく詰めたものがまた外れたり、そういうのはすごく嫌いなので、なるべく再発しないように考えながら、とにかくしっかりと、できるだけ完璧に、治療をしているつもりです。
それでも完璧は無いですから、再発したと言われることもありますけれど、なるべくそう言われたくないから、そう言われるのが嫌いだから、(虫歯)検知液を使ったり、歯周病を重視したりだとかして、より再発しないよう、予防につながるように、仕事をしているんです。
やっぱり自分がやった治療がダメになるというのは、僕もショックなんですよ。自分の手がけたのが外れると、すごく落ち込みます。
― それが無いように、しっかりと治療されているということですね。
そう。だから、そういうことがないように、こころがけてる。もちろん「無い」と言い切れたら、それが一番いいんだけどね。
とにかく、うちは「そりが合う」って人に来てほしいんです。治療方針が合わない人に来てもらって、途中で投げ出されても、逆に困っちゃうんです。うちを選んで、来てくれた患者さんに対しては、僕は最後まで責任を持って治療に当たるつもりですから、患者さんにもしっかり最後まで、諦めずに治療に来てもらいたいですね。そのために、初回の時にはしっかりと、時間をかけて問診をするようにしているんです。