顎の痛みや、口の開閉時に音が鳴る、口を開けづらいなどの症状がある方は、顎関節症の疑いがありますので我慢せずご相談ください。顎関節症が発症している状態を長く放置していると、口が開かなくなってしまうなどの問題に発展するケースもあり、場合によっては大学病院に紹介することもあります。
当院ではスプリント療法によって顎関節症の治療を進めています。スプリント療法では、就寝中にマウスピースを装着することで、歯ぎしりや食いしばりを防ぎ、噛む力による負荷を緩和・分散させて症状の改善を図ります。
問題を深刻化させないためにも、違和感や痛みがあれば早期の検査と治療に取りかかることが大切です。
当院での顎関節症治療に使用するマウスピースは、院内で作製しています。そのため、患者さまのお口に合ったものをスムーズにお渡しすることが可能です。お渡ししたマウスピースを就寝中に装着していただくことで、歯ぎしりや食いしばりといった症状を少しずつ改善していきましょう。
また、顎関節症の原因が、筋肉のバランスの崩れやこわばりにあるケースもあります。症状を原因から改善できるよう、治療と併せてご自宅でのケアを行い、生活習慣の見直しも心がけていただければと思います。