密田歯科医院

やっぱり、健康に携われるっていうか、そういう方向に進みたかったからですね。それで、医療関係に行きたいなと思っていました。でもお医者さんは（命に関わる部分が大きくて）ちょっと怖かったというのがあって。やっぱり、毎日命に関わるようなことは、自分にはちょっと荷が重いかなあと。その点歯医者の場合は、命に関わるような患者さんは、めったにないですから。歯科医師として治療を行う中で、何人かいたという感じです。そういう時はもちろん、すぐに病院へいくようにすすめます。

口の中ってわりと見られますから（異常も）分かるけれど、（医者だと）どこかがおかしいと言われて、大きな病気を見逃すこともあるだろうから、それはやっぱり、怖いでしょ。歯医者さんやったら、それはまだないかなあと、そんなことを当時もぼんやり思って。歯医者のほうが向いてるかなと思ったんです。すっごい、マイナス思考ですよね。そんなん言ったらあかんのやろうけど、その時は、そう思ったんです（笑）。

―　歯科医師としての「やりがい」は何でしょうか？

やっぱりね、「感謝されること」。それがやりがいです。治療を行った患者さまから感謝の言葉をもらうのが、特にうれしいですし、励みになります。

やっぱり、予防をちゃんと教えてくれる先生ですね。せっかく改善したのにまた悪くなったら、意味ないですから。 そこをちゃんと教えてもらって、自分でメンテナンスするように仕向けてくれる。そんな歯科医院がいいと思います。

―　密田歯科さんでも、クリーニングやブラッシング指導は重要視されていますよね。やっぱりそこが肝心だということでしょうか？

そうですね。うちでも口腔内を見て、歯ブラシから、歯間ブラシ、フロスなど、いろいろな道具があるので、その人に合う道具をご案内していますからね。その場で「ブラッシングはこうですよ」と言うだけではなくて、その人に合う種類の歯ブラシや歯間ブラシなどを、一人ひとりの状況を見て、「こういうところが汚れている人は、これがいいな」とか、そういうおすすめの仕方をするべきだと思っていますから、自分が行くとしても、やっぱりそういうところがいいですね。

しまなみ海道に行ったり、「ビワイチ」（琵琶湖1周）したり、淡路島を1周したり。いろいろ行ってます。琵琶湖も淡路島も1日で走りましたよ。前の晩から泊まって、朝一番から走って、帰ってきて、もう一晩泊まって朝帰ってくるとか。そんな具合です。普段日帰りで行くんやったら、ここから大川行って淀川行って、京都行って帰ってくるとか。

―　サイクリングの魅力って何でしょうか？

「達成感」ですね。「琵琶湖1周したぞ！」っていう。ほかのスポーツとかだと、なかなか、「あ、これ達成した！」っていうのは得られないと思うんですよ。僕はランニングとかはできないですし、水泳も今ひとつなので、それで、友達がやってた自転車を試しにやってみたら、「ああ、これは楽しいなあ」と思って、ハマってしまって。歳行ってから始めたんで、「あ、この歳になってからでもできるんや」っていうかね。

―　サイクリングは何年ぐらいやってらっしゃるんですか？

まだ最近始めたんです。ハマりだしたところで。今、どんどんやっているところです。

―　その間に風景の写真を撮ったりもされるんですか？

いいものを見つけたらちょこちょこと撮りますけれどね、そんなには。休憩地点で撮るくらいですね。でも、先日行ったしまなみ海道は、すごくきれいでしたよ。

―　患者さまにもおすすめしたいですね。

そうやけど、そんなん分かってくれる人がおるかなって思って。そもそも僕も、まだ人におすすめできるほどのキャリアはないですし。そんな話もしてくれたらうれしいですね。

―　ありがとうございました！