やすだ歯科

歯周病は、口内の汚れに潜む細菌が引き起こす病気です。汚れているほど進行しやすくなり、自覚症状にも乏しいので気が付いた時には歯を失う寸前という事態も珍しくありません。当院では治療後の良い状態を少しでも長く維持してもらえるように、処置が終わった患者さまに定期検診をご提案しています。

しっかりと歯を磨けていると思っていても、力の入れ方や歯ブラシの動かし方などが、お口の状態に合っていないこともあります。当院のブラッシング指導で効率的な清掃方法を覚えて、ご自身の手でお口の健康管理ができる状態を目指していただければと思います。

また患者さまには、なぜ歯周病になるのか、放置するとどうなるかといったことから、糖尿病など全身疾患との関わり合いも含めてお話ししています。お口の健康への関心を高め、当院と二人三脚で歯周病治療に取り組んでいただければ幸いです。

どんな治療法も、天然歯に勝るものではないと考えています。そのため当院はできる限り、歯を削らないことを大切にしています。やむを得ず削る場合には拡大鏡を使って虫歯部分だけをていねいに取り除き、健康な歯を極力残せるよう配慮を欠かしません。

虫歯になる原因として大きなものは、汚れの磨き残しです。そこで当院は治療と平行してブラッシング指導も行っています。正しいブラッシングを身に付けていただくことは、将来歯の健康を守るうえで大切な財産にもなると思います。

お子さまの場合は、治療と共に定期的なフッ素の塗布をし、虫歯予防につなげていきます。また、親御さまにも歯の磨き方や食生活のアドバイスを行い、ご家庭でもお口の健康管理を行っていただけるように努めています。

当院は患者さまに少しでも気持ちを軽くして通っていただけるように、院内の環境作りに気を配りました。

例えば冷たい雰囲気を感じさせないよう、オレンジ色を基調として院内を統一し、全ての診療チェアにテレビを付けました。また、診療時間をリラックスして過ごしてもらえるように、日常で耳にすることが多い邦楽をBGMとして流しています。

患者さまとコミュニケーションを取る際には、決めつけたり一方的に話をしたりせず、同じ目線に立つことを心がけています。患者さまのご要望を基に複数の治療方針をご提示し、それぞれのメリット・デメリットをきちんとお伝えします。気になることがあれば、何なりとご質問ください。

当院は、不安を抱えている患者さまに無理に治療を進めることはありません。例えばお子さまの場合、遊びながら歯科医院という環境に慣れてもらえるようにしています。大人の方であっても状況によっては説明だけをして、その日は治療をせずに終えることもあります。

また、治療時の負担を少しでも軽くするために、麻酔注射の打ち方も工夫しています。まず歯茎に表面麻酔を施し、少しだけ麻酔液を注射し、作用してきたら残りを注入するようにしました。ゆっくり時間をかけて、段階を分けることで痛みを少しでも軽くできるようにしています。

さらに患者さまに気軽に声をかけていただけるような、雰囲気作りも大切にしています。治療の途中に不安を感じた場合や気持ちが悪くなった際には、遠慮なくお伝えください。