これからの医療においては、歯科と医科との連携が大きなテーマになってきますが、厚生労働省でも平成24年度から5年間のがん対策基本法によって、周術期口腔機能管理という、がん患者さまに対する医科歯科連携の治療を奨励しています。当院でもいち早くこの診療に取り組み、現在すでに病院の方からがんの手術を行う患者さまの口腔検診の依頼を受け必要であれば治療をし、入院中はベッドサイドで定期治療を行うといったフローをとっています。また、抗がん剤は口腔内およびその周辺の骨に影響を及ぼすことがあるので、内科の医師から逆に問い合わせがあったりもします。そうした事項にも対応できる、歯科医院を目指しています。
私は当院に来る以前は大学病院や公立病院に勤務しており、口腔のがんの手術に立ち会うこともありましたし、医師や看護師と多くの話をする機会にも恵まれました。その経験から例えば周術期の抗がん剤治療の副作用で、口腔にどのような影響が見られるか、あるいは、胃がん、大腸がん、食道がんなどの全身麻酔下手術を行う際の口腔へのリスクなどについて知識を得ています。だからこそ、心臓の悪い方、マヒがある方、脳卒中の既往がある方、糖尿病で通院している方、透析をされている方など、有病者の受け入れには一般的な歯科診療にはないノウハウがあるのです。今後は、口腔内のことはもちろん、全身の健康についての見識も深めていかなくてはと考えています。それはまた、患者さまを長きにわたって見守る、ホームドクターの使命であると心得ています。
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