噛み合わせの治療では痛い歯だけでなく、お口全体のバランスにも気を配っています。
硬い歯も丈夫な材料で作ったつめ物・かぶせ物でも、そこだけに余計な負担がかかっているとトラブルが起きたり割れたりしやすくなり、長持ちさせることができません。当院は、一部に偏っていた負担を分散させるために、噛み合わせのバランスが良くなるように調整しています。
例えば、痛いのはお口の左側であっても、実は右側にある歯の高さが合っていないことが原因で、そこを削ると症状が改善される場合もあります。そのため、不調の原因はどこにあるのか見極めることが大切です。偏った負担がかかり続けると、顎にまで問題が起きるケースもあるので、1本の歯だけでなくお身体のバランスにも配慮して治療を進めております。
噛み合わせの特徴
日常の姿勢や利き顎など、患者さまの癖を改善することにも取り組んでいます。
噛み合わせに悪影響を与えるのは、歯そのものの状態ばかりではありません。ほおづえなど患者さまが日常何気なくしている姿勢や、「利き顎」といって無意識のうちに顎の片側を多く使って噛む癖も、噛み合わせを悪くする要因となります。
当院ではカウンセリングを通じて、患者さまそれぞれの癖を発見するように努めています。そして、問題となる癖をやめるようにご説明してから、治療を行っています。
