南歯科医院

歯周病は、歯と歯茎の間にある「歯周ポケット」に付着した歯垢が原因となって引き起こされる疾患です。付着した歯垢から細菌が発生し、それが歯茎に炎症を起こします。症状が進行すると、歯茎だけでなく歯を支えている骨までもが侵されてしまうため、早期の発見と改善が大切です。

また歯周病には生活習慣病としての側面もあり、成人の多くが患っていると言われています。自覚症状もないまま進行してしまうため、痛みや違和感を覚えた頃には手遅れとなり抜歯に至るケースも少なくありません。

そして歯垢は、歯磨きが不十分な場合や、食事をしてから8時間ほど経過した時に増殖を始めます。ご自身の歯を守っていくためにも、ご自宅でのブラッシングと、歯科医院での定期的なクリーニングを継続していきましょう。

歯の喪失を補う手段として入れ歯やインプラント（※）などが挙げられますが、当院はなるべく患者さまに合わせた治療方法をご提案するようにしています。なぜなら、患者さまによってお口の状況やご希望は異なってくるからです。特にインプラントは、他の歯に負担をかけることなく失った歯を補うことができますが、治療に外科手術が伴うため慎重な判断が必要となります。

そのため、患者さまが治療に対して抱いているご不安やご要望をていねいにお伺いした上で、顎や口内の状態を診査・診断します。そしてその結果に基づいて「インプラントと入れ歯のどちらが患者さまに適しているか」を判断し、ご説明させていただく方針です。

当院は、治療回数や手術の所要時間をなるべく抑えるとともに、経済的な負担にも配慮したインプラント治療を心がけています。関心のある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

親知らずは歯の中でも最奥に位置しているため、まっすぐ生えてこないことがあります。斜めに生えていたり、歯の全体が歯茎に埋まっていたりすることもあり、場合によっては歯茎に炎症を引き起こすケースも少なくありません。

また奥まった位置にあることから、歯ブラシなどが届きにくく、ケアしにくいのが特徴です。生え方次第では隣の歯との隙間に虫歯ができてしまうこともあるので、日頃から注意してお手入れをする必要があります。

歯茎に腫れや痛みなどの症状が見られる場合には、薬を使用して、正しいブラッシング方法を身に付けていきましょう。患者さまご自身できちんと磨けるようにブラッシング方法をお伝えしますので、気になる親知らずがありましたら、遠慮なくご相談ください。

院内感染を防ぐため、当院は衛生管理に力を入れています。まず、歯を削るための器具であるタービンなどの治療器具は、治療後に洗浄し、滅菌パックに入れた後に滅菌器で滅菌しています。これらの器具は、患者さまのお口の中に入れるものであり、治療中に唾液や血液が付着するため、洗浄・滅菌が不十分だと、院内感染の恐れがあります。しっかりと汚れを取り除くことが、患者さまに心置きなく治療を受けていただくためには大切です。

また、紙コップやエプロンなどは使い捨て商品を使用しています。一度使った紙コップやエプロンは捨て、患者さまごとに清潔なものを使用していただいています。これらのことは歯科医療をご提供する上では、当たり前のことです。このような当たり前のことをきちんと続けることで、患者さまに心置きなく通っていただける歯科医院であり続けたいと思っています。