インプラント治療とは?
歯を失った場合、ブリッジ、入れ歯、またはインプラントといった様々な治療方法があります。それぞれメリット・デメリットがありますが、その中の一つの方法として、インプラント治療をご紹介させて頂きます。インプラント治療とは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その後、土台を取りつけて、その上に人工の歯をかぶせます。当院ではスイスのストローマン社製のインプラントを使用しています。またストローマン社製の3Dシミュレーションソフトでサージカルガイドを作製し、より精密なインプラント埋入手術を行います。
【このようなお悩みをお持ちの方はインプラント治療をご検討ください。】
「入れ歯の不便さを解消したい方」
「ブリッジにしないといけないけど、健康な歯を削りたくない方」
「職業柄、見た目や発音が重要な方」
「転倒や交通事故で歯を失ってしまった方」
インプラント治療のメリット
・顎の骨に人工の歯根を埋め込むので、自分の歯のように噛むことが出来ます。
・両隣の歯を削るブリッジとは違い、インプラントは他の歯を削りません。
・ブリッジや入れ歯と違い、周りの歯に負担がかかりにくいです。
・入れ歯では金具が見える可能性がありますが、インプラントは見た目に優れています。
・入れ歯のような異物感は少なく、自分の歯のように馴染んで違和感が少ないです。
・周りの歯や歯ぐきに負担がかからないため、歯ぐきが痩せにくいです。
インプラント治療のデメリット
・治療が保険適応外になるため高額になります。
・治療に時間がかかります:骨とインプラントがきっちりとくっつくまで数ヶ月かかります。
骨が十分な状態であれば、3〜4ヶ月が治療期間の目安です。骨の量が不足している患者さまは、まず骨増生をしなければなりません。骨増生は4~6ヶ月要します。インプラントを埋め込む顎の骨の状態により治療期間が異なります。
骨量が十分ある方:3~4カ月
骨量が少ない方:7~8カ月
骨量が非常に少ない方:9~10カ月
①診査・診断
カウンセリング後、治療に適しているか診断するために、患者さまの歯型採得、レントゲン写真、CT撮影、3Dデジタル口腔内スキャナーによる3Dデジタル印象などの検査を行います。検査後、検査結果をもとに診断し、治療方法や期間、費用などを説明します。
②インプラント治療前のクリーニングおよびその他の治療
まず、インプラント治療を行う前に、お口のなかの環境をととのえます。お口の中の汚れが酷かったり、重度の虫歯や歯周病などの他に治療が必要な場所があると、それによりインプラントが感染し骨と結合しないことがあります。そのため、歯ブラシ指導、クリーニングや他に治療が必要な場所は、先に治療し、お口の中が健康的な状態になった後に、インプラント治療を開始します。
③骨の量を増やす手術(必要な患者さまのみ)
診査・診断の結果、骨の量を増やさないとインプラント治療が出来ないこともあります。骨の量が不足している場合、ソケットプリザベーション、骨誘導再生法(GBR)や上顎洞底挙上術(ソケットリフトやサイナスリフト)などの骨の量を増やす手術を行うことがあります。
④インプラント埋入手術
当院ではスイスのストローマン社製のインプラントを使用しています。また インプラント埋入手術の前にCTデータと3Dデジタル口腔内スキャナーで記録したデータをストローマン社製のシミュレーションソフトに取り込み、患者さまのあごの骨の状態を精密に診断した上で、使用するインプラントの種類や太さ、長さ、角度などを決定していきます。それを元にサージカルガイドを作製し、より精密なインプラント埋入手術を行います。
⑤人工の土台および人工の歯の取り付け
被せ物の素材は主にセラミックやジルコニアを使用しております。患者さまのお口のなかの環境に合わせてよりよい選択をしています。また被せ物をつくる際、インプラント治療に力をいれている歯科技工士と連携をとっていますので、より患者さまのお口に合うものをつくることができます。当院では、治療内容によって連携している歯科技工士を分け、その分野を得意とした方に依頼しています。
⑥メインテナンス
歯周病になるのは天然歯だけではありません。インプラントも注意が必要です。そのため治療後のセルフケアと定期検診による予防が大切です。当院では治療後も 3ヶ月ごとにチェックをしており、健康的なインプラントを保つように予防しております。
診査・診断の結果、骨の量を増やさないとインプラント治療が出来ないこともあります。骨の量が不足している場合、ソケットプリザベーション、骨誘導再生法GBR)や上顎洞底挙上術(ソケットリフトやサイナスリフト)などの骨の量を増やす手術を行うことがあります。
・ソケットプリザベーション
歯を抜くと抜歯窩と言う孔が空きます。そのままにしておくと自然に孔は歯肉によって塞がりますが、この時に骨吸収が起こり、その部分の顎骨は痩せて薄くなってしまいます。ソケットプリザベーションはこの骨吸収を防ぐためにおこなう歯槽骨温存法で、抜歯時に抜歯窩に骨補填材を入れて歯肉を塞ぐことで骨吸収を最小限に留めることができます。
・骨誘導再生法(GBR)
骨幅や高さが足りない場合に骨の再生を促す特殊な膜(メンブレン)を使用して骨量を増やす方法です。骨の量の不足によりインプラントが骨の中におさまりきらず、インプラントの一部が骨の外側に露出してしまうことが予想されるケースに対し、露出が予想される部分にメンブレンと呼ばれる人工膜を覆い被せることにより骨の再生を促します。
・上顎洞底挙上術(ソケットリフト・サイナスリフト)
上の奥歯の上方に、上顎洞という鼻腔とつながる空洞があります。上の奥歯のインプラント治療を行う際に、上顎洞があるためにインプラントを埋入するための骨の厚みが足りない場合があります。そのような場合、上顎洞底挙上術(ソケットリフトやサイナスリフト)という、骨の量を増やす手術を行います。ソケットリフトは増やしたい骨の量が少量の場合に行います。インプラントを埋入するための穴から骨補填材を填入します。サイナスリフトは残っている骨の量が少なく、増やしたい骨の量が多い場合に行います。インプラントを埋入するための穴と別のところに小孔を開け、そこから骨補填材を填入することにより、大きな範囲に骨を増やすことができます。
・歯科用CT
当院では、歯科用CTを導入しております。従来のレントゲンでは捉えきれなかった、顎の骨の状態(質、厚み、形態、高さ)、神経や血管の位置などを3D立体画像で把握することが出来ます。
CTの画像データからお口の中の状態を診断し、治療計画を立てますので、精密なインプラント治療を提供することが出来ます。
・3Dシミュレーションソフト
当院では、インプラント治療の前にCTデータをストローマン社製のシミュレーションソフトに取り込み、患者さまのあごの骨の状態を精密に診断した上で、使用するインプラントの種類や太さ、長さ、角度などを決定していきます。また、この情報を元に綿密な手術計画が立てることができますので、手術をより精密に行うことができ、手術にかかる時間が少なくなります。また、手術の前に患者さまに画像を用いてしっかりとした説明ができます。
・3Dデジタル口腔内スキャナー
インプラント治療においては、3Dデジタル口腔内スキャナーで記録したデータをストローマン社製のガイドソフトウェアと連動させ、デジタルテクノロジーによる綿密な手術計画が立てることができます。また3Dデジタル印象および口腔内カラー写真によってインプラント上部構造の精密な型取りおよび色調採得をすることが出来ます。
さらに3Dデジタル口腔内スキャナーで取得した情報をデータ化し、インターネットを介して共有できます。歯科技工所ネットワークと連携し、デジタルテクノロジーによるシステムを用いて、インプラント手術でのサージカルガイドやインプラント上部構造を作製し、精密なインプラント治療を提供しております。
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