患者さまには、ご自身で歯を長く保てるようになっていただきたい、という思いで診療をしています。そのため当院では予防歯科に力を入れています。予防で大切なことは、プラークコントロールと力のコントロールの二つです。当院は20年ほど前からこのことを意識して、診療を行ってきました。
プラークコントロールの基本となるのがご自宅でのブラッシングです。歯みがきによって、お口の中の菌を減らすことが重要です。患者さまに対して、歯みがき指導の回数をなるべく多く行うようにしています。しかし、磨きすぎれば歯茎を痛めますし、磨かなければ虫歯や歯周病になってしまいますので、程良いブラッシングができるようにアドバイスをさせていただきます。
一方で、力のコントロールをするためには、噛み癖を治療しなければなりません。噛み癖を調整して歯にかかる力をコントロールして、虫歯や歯周病の予防を行っています。さらに、当院ではご年配の方に向けて、「あいうべ体操」の指導をしています。この体操は、むせたり、食べこぼしたりすることの予防を通して口腔機能が落ちないようにして、お口の健康をお守りすることが目的です。
患者さまのお悩みに寄り添った治療を行うために、当院では担当歯科衛生士制を導入しています。同じ歯科衛生士が一人の患者さまを継続してサポートする制度です。
担当歯科衛生士制を導入した理由は、患者さまの歯の健康を長く保つためです。単に歯石を取るだけではなく、一人ひとりのお口のことをしっかりと把握したスタッフがブラッシング指導などを通じて、患者さま自身がお口のプラークコントロールをできるようになることが目的です。
ブラッシング指導では、患者さまにご自宅から歯ブラシを持ってきていただき、一緒に歯みがきの練習を行います。当院では、歯ブラシ以外にも、フロスや歯間ブラシの使用法もご指導しています。歯の隣接面やすき間をしっかりと磨くことで、虫歯や歯周病の予防につながるからです。ぜひ、歯科衛生士と一緒にお口の健康のために頑張っていきましょう。
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