Q. 歯科医師を目指したきっかけを教えてください
前院長である私の父が歯科医師だったという部分が大きいです。幼い頃から父の働く姿を見て育ってきましたし、私自身が長男ということもあり、自然と「後を継ぐのだろう」と思って歯科医師への道を進みました。残念ながら父は私が後を継いでまもなく亡くなってしまったのですが、その遺志を引き継ぎ、地域に密着した医院として患者様の希望に沿った丁寧な治療を心がけています。歯科医師になろうと思った最初のきっかけは父ですが、今、歯科医師になって本当に良かったと思っているんです。仕事自体が純粋に楽しいんですよ。歯科医師の仕事は私にとって天職だと思っています。
Q. 歯科医師のやりがいを教えてください
先ほどもお話しましたが、仕事自体がとても楽しいんですよ。ヘンな話かもしれませんが、歯の詰めものや被せもの、入れ歯などがビシッと仕上がったときには何とも言えない喜びを感じます(笑)。私が治療の際に特に大切にしていることは、「どうしたら患者様が望んだ結果になるのか」という"患者様に寄り添った治療"です。患者様がどういったことを重視されているのか?というニーズを細かく伺い、こちらからもいくつかの選択肢を提示して丁寧に説明させていただきます。患者様に合った治療を心がけ、自分自身が納得のいく治療ができた結果、患者様に喜んでいただけるのであればなお良しですよね。患者様から喜びの言葉をいただけると、「歯科医師をやっていて本当に良かった」と思います。やっぱり患者様が笑顔で帰っていかれたときにやりがいを感じます。これからも新しい技術や機器を取り入れて、患者様に快適な治療を受けていただけるように努力していきたいと思っています。
Q. お子様がいらっしゃるお母様にアドバイスをお願いします
お子様をむし歯から守るためにまず気をつけていただきたいことは、「食事やおやつは時間を区切ってあげる」ということです。おやつをあげるのは構わないのですが、時間を区切ってあげることが大切です。夜寝る前にきちんと歯磨きをしていたとしても、一日中不規則にだらだらと食べたり飲んだりしていたら、それ以前にむし歯はできてしまいます。よく「歯をきちんと磨いているのにむし歯になってしまった」と言われるのですが、時間に際限なく食べさせているのではないでしょうか?時間を決めた賢い食べ方はむし歯予防につながります。それから、「よくかんで食べること」も大切です。かみごたえのある食品やよくかまないといけない食品をうまく食事に取り入れて、よくかんで食べる習慣をつけて欲しいです。よくかむことはあごの発育や脳の発達に良い影響を与えてくれますし、だ液がたくさん出るのでむし歯予防にもつながります。
Q. プライベートについてお聞かせください
休日は日曜・祝日くらいしかないのですが、患者様に治療の説明をするための文章を作ったり、歯科医師会保険部の仕事の資料を作ったりと、結局お昼過ぎくらいまでは仕事をしていることが多いですね。平日は仕事が終わって家に帰ると10時くらいになってしまうので、日曜日にやるしかないんです。そのあと買いものにでかけることもありますが、1日くらいの休みでは仕事とプライベートを分けるのはむずかしいですね。でもストレスはあまり溜まらないです。「そういうこともあるやんか」的な切り替えができるタイプなので(笑)。夏休みのようにまとまった休みが取れる場合は、趣味でもある旅行に行きます。木曜日と土曜日は午前中で診療が終わって早めに帰れるので、家族で外食を楽しむことも多いです。おいしいものを食べておいしいお酒を飲んでリラックスすることが、仕事の活力となっています。