歯周病の治療方法
歯周病の治療は、口内の歯周病菌を取り除くことです。治療の柱は歯石の除去と歯周病菌の除菌です。
●歯石除去
歯周病菌のすみかとなる歯周ポケットを小さくするために歯石除去を行います。歯石除去は目に見えるものだけではなく、ポケットの中の縁下歯石を麻酔下で除去するルートプレーニング(SRP)を行い、きれいに除去します。
●殺菌剤の噴出
歯周病の発生、進行は菌によるため、殺菌や除菌が重要です。歯石を除去できると、歯周病菌のすみかがなくなるため、口内にいる菌数の減少につながります。歯石を取り除いた歯周ポケットに、身体に害のない殺菌剤を噴出することによって残った菌を殺菌します。
一通りの殺菌、除菌が終わった後には、患者様のマウスピースを作成し、殺菌ゲルを入れて装着してもらうことで殺菌作用の持続をはかります。
歯周ポケットが1mmや2mmであれば殺菌剤の含まれたうがい薬でも届きますが、4mmを超えてくると難しくなります。歯周病菌は嫌気性の細菌のため、奥の届かない部分に入り込んでいます。そのため薬剤を歯周ポケットの奥深くまで届けるために、器具を使って浸透させる必要があるのです。
INDEX
重度の歯周病で、歯の動揺などがみられる場合や毒性の強い歯周病菌による急性歯周病病変の場合は、通常の歯石除去や除菌だけで症状を改善させるのは困難なため、外科治療が必要となる場合もあります。
●フラップオペレーション
歯周病が改善しない場合には、ルートプレーニングでは届かない奥の部分に歯石が溜まっていることもあります。フラップオペレーションとは歯茎を切開し、歯周ポケットの中にある炎症性の不良肉芽組織を取り除いた後に組織に隠れていた歯垢や歯石を除去し、縫合する治療です。
●組織再生誘導法(GTR法)
歯周ポケットの中にメンブレンという人工膜を置くことにより、再生の早い歯肉の回り込みを防ぎ、歯根膜や歯槽骨の再生を促します。
除菌まで一通り治療を終えた後には、3カ月に1回の定期検診を行っていただきます。検診時には汚れの除去およびマウスピースによる殺菌などを行い、治療後に増えた歯周病菌の除去を目指します。
まるこさんの口コミ (40代/女性)
2020年12月 投稿
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