矯正歯科の治療内容｜とよあけ矯正歯科

まずは初診の相談にお越しいただき、患者さまの現在の歯並びやお口の状態を診察し、口内写真を撮らせていただきます。その写真を一緒に見ながら患者さまが気にしていることやお悩みの点をお聞きします。このとき、虫歯や歯周病などがあれば、当院は矯正歯科を中心にしておりますので、患者さまのかかりつけの歯科医院で治療を行っていただいてから、当院での矯正治療が始まります。カウンセリングでは相談内容をもとに、大まかな治療方法や期間、費用を計算してご説明します。続いてお口やお顔の写真をレントゲン撮影し、お口の状態を検査します。そして検査によって、現在噛み合わせの問題点についてのご説明をていねいに行います。それによって矯正治療の方法や期間、費用が確定します。患者さまと一緒に確認・合意の上で実際の矯正治療が始まります。矯正治療は装置を作るための歯型を取ったり、装置をお口につけたり、調整したりします。装置は表側につけるタイプと裏側につけるタイプがあり、裏側につけるタイプは目立たないのがメリットです。表側につけるタイプは裏側に比べると費用を抑えられます。装置の調整のほか、お口の中の掃除や、赤い染め出し液で磨き残した汚れをはっきりさせて、ブラッシング指導も行います。歯ブラシは山切りカットになっていて、すみずみまで磨きやすい矯正用のタイプを用意しています。歯並びが矯正できたら、装置を全部外して、歯並びの戻りを防ぐために取り外しできる装置をお渡しします。

矯正装置は、年齢やお仕事柄で目立たないタイプが良いなどの患者さまのニーズに合わせた、さまざまなタイプをご用意しております。矯正装置は日常生活では取れませんが、歯科医院では外すことができます。はじめは歯と歯の間に物がはさまっているようなきつい感じがあると思います。しかし、何日か経過すれば慣れると思います。もし矯正装置が壊れたなどのアクシデントが起こった場合、当院ではご連絡をいただいてからなるべく早く対応します。土曜日や日曜日も週ごとに交互に診療を行っていますので、平日は通院できない方もご来院しやすくなっております。

小学校2年生、3年生は、学校にも慣れて塾に行っているお子さまもまだ少なく、スポーツをしていてもそれほどハードではない時期だと思いますので、通院しやすく、矯正治療のスケジュールを立てやすいと考えています。このころなら、小さくて楽につけられる矯正装置が使えますので、負担の軽減にもつながります。当院では6歳～9歳ぐらいまでのお子さまを対象とした早期矯正治療を設けています。細い針金で結んであるブラケット装置による長期間の矯正を防ぐことができ、費用も抑えられる可能性があります。将来的にお子さまの矯正をお考えの方は、ぜひお問い合わせください。中学生以上になると大人と一緒のブラケット装置を使用します。大人の方は骨が硬くなっているので歯が動きにくく、矯正期間もお子さまより長くかかることもありますが、長い目で見ると口元の健康につながります。ご年配の方の場合、治療して歯がガタガタになってはいけないので、若い方よりも一層歯茎や歯の状態に気をつけて治療を行います。

矯正治療が必要な歯並びや噛み合わせが悪くなる原因の一つは、生活習慣やクセが影響することです。例えば、指しゃぶりや口が開けっ放しになる口呼吸、舌の噛みグセや頬杖を突く（片側にだけ重心がかかる）などが挙げられます。生活習慣やクセについて患者さまに注意喚起することも矯正治療の一つです。悪い生活習慣やクセは声がけして改善の方向へ指導します。

矯正のブラケット装置は現状、6回に分けてつけて2年半～3年かけて治療していきますが、期間や費用がかかって大変です。将来的に、なるべく少ない矯正装置で、歯並びが長く保てるよう目指しています。