Q.先生が歯科医師を志したきっかけとお仕事のやりがいを教えてください。
歯科医師を志したのは父親の影響です。
実は私の父も歯科医師をしておりまして、幼い頃より父が患者さまを迅速かつ丁寧に治療する姿をみて育ちました。治療が終わり、状態が改善した患者さまから笑顔で感謝されている父を誇らしく思い、いつのことからか自分も歯科医師を志していました。
仕事のやりがいを感じる瞬間は、やはり患者さまの症状が改善し、喜んで頂けるときですね。自分もあの頃の父のように感謝の言葉をいただけていて、とても嬉しく思います。
また、研修医時代に診療させていただいた患者さまが、当院に来院され、現在も通院してくださっております。口内環境を含め、患者さまと長いお付き合いをさせていただけていることにも感謝しています。
Q.「患者さまに対して家族を治療するよう接する」ということを以前のクリニックで
学ばれたそうですが具体的にどのようなことをやられていますか?
具体的には「無痛治療」を意識した丁寧な治療を心掛けています。
例えば、麻酔です。細い針を使ったり、表面麻酔をしてから麻酔注射をしたり、ここまではどこのクリニックでも行っていることかと思いますが、注射針を刺す方向ですとか、角度など、実は技術や知識が必要となります。また、患者さまによってはその日の体調により麻酔が効きずらいなどもありますので、麻酔は1回で効くように、かつ効き過ぎないように細心の注意を払って行います。
家族を治療するように、患者さまを思いやり丁寧な治療を心がけております。
Q.スタッフさんから患者さまに対してのコミュニケーションの部分など、
どのように指導や教育をされておりますでしょうか?
スタッフに対して、患者さまとのコミュニケーションに関しての指導や教育は特別行っておりませんが、どのスタッフも一人ひとりが自分たちで考え、患者さまの立場になったつもりで行動しています。患者さま目線であらゆることを捉えて行動していますので、それぞれの患者さまに合わせてコミュニケーションをとれているのではないかと感じます。スタッフ同士の仲もよいため、クリニック内のチームワークも良いですね。
Q.先生の歯科医師としての今後に向けての思いを聞かせてください。
様々な地域で歯科医師として勤務しているうちに、実は歯科にも地域性があることに気が付きました。例えば、比較的都心部であれば、歯列などの歯の見た目を気にされる方が多かったり、虫歯でも軽度だったりするのですが、それ以外の地域では、口内状態があまりよろしくない患者さまが多いように思われます。
原因としては、地域自体の歯科に対する知識が乏しいことが考えられます。
私は今後、はなまるデンタルクリニックを中心として、地域の皆さまにもっとご自身の口内に興味を持っていただき、治療ではなく「予防」という観点から、歯医者を活用していただけるよう、口腔内に合う掃除方法など歯科知識を広める活動を行っていきたいと考えております。
Q.患者さまへのメッセージをお願いします。
現在の日本の歯科は、治療の時代から「予防」の時代へ移り変わろうとしています。
口内に違和感を感じたら、痛みを感じたら、すぐに歯科医師に相談していただきたいのですが、治療を行わなければならない状態になる前に、「予防」という視点を大切にしていただきたいと考えています。しっかりと予防すれば虫歯や歯周病になる頻度も減りますし、定期的な検診でお口の健康を維持できれば、その後の歯医者に通う時間や費用が抑えられます。
美容院に通うように、3か月経ったからそろそろ歯医者へ行って、クリーニングしてもらおうかなと気軽に通える地域の皆さまのデンタルクリニックとして、はなまるデンタルクリニックを活用していただければ幸いです。
皆さまのご来院、スタッフ一同心からお待ちしております。