当クリニックの歯周病治療
当クリニックの歯周病治療は、レントゲンを撮ることから始めます。レントゲンにより、歯周組織や骨の密度などがわかります。その次に、歯周ポケット検査を行い、お口の中の写真撮影を行います。必要によっては、歯と歯茎の模型を作製します。また、歯周病菌の存在確認や種類の確認のために、顕微鏡検査や場合によっては歯周病菌検査も行います。歯周病菌と一口で言っても何種類もありますので、検査によって菌の種類を特定します。その他、歯の周辺に繁殖している歯周病菌を綺麗に掻きだし、歯周病菌の塊の歯垢が固まった歯石を除去して、歯と歯茎から歯周病菌を取り除き、清潔にいたします。歯周病は歯の土台となる歯茎や顎の骨にダメージを与える病気であり、噛み合わせなども歯周病の要因になりますので、噛み癖を改善するといった、生活指導も行っております。
INDEX
治療の期間は歯周病の程度にもよります。1回や2回の処置でよくなる方もいれば、定期的に歯周病にかかってしまい、断続的に通院される方もおられます。平均的には半年程度です。基本的に歯周病は感染症であるとともに生活習慣病でもあるので、一度歯周病にかかると次も別部分の歯が歯周病になる可能性が高いです。長い期間じっくりと歯周病治療に取り組むとともに、治療後の歯と歯茎の維持及び生活習慣やブラッシングの改善、そして、なによりもしっかりと治療が続けられるように患者さまがご来院いただきやすい雰囲気作りを心掛けております。
歯周病は先ほども申しました通り、歯周病菌によりもたらされる感染症で,大多数の人は加齢とともに発症するリスクが高くなっていきます。ご年配の方の歯が抜けるのは歯周病の場合が大多数であることを想像していただけるとご理解いただけると思います。怖いことに、歯周病は知らず知らずのうちに進行している場合が多いです。現代では、歯周病になるメカニズムが大分解明されているので、逆に歯周病にならない方法も進歩しています。それが予防歯科です。つまり、将来的に歯周病にかかった時に治療するのか、将来歯周病になることを見据えて歯周病になる前に予防するか、と歯科的にはいずれかの処置を行うことになります。歯科医師として、そして昨今の歯科業界の潮流としましても、後者の歯周病予防をお勧めしております。
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