知覚過敏の特徴と治療方針
冷たい飲食物を口内に入れたときや、歯ブラシの毛先が歯にあたったりしたときに痛みを感じる症状、これを知覚過敏と呼んでいます。エナメル質にコーティングされていて痛みを感じることが少ない象牙質が、むき出しになって刺激を受けると知覚過敏は発症します。知覚過敏の原因は歯肉の退縮、歯の破折やむし歯治療とさまざまですが、患者様の感覚によるものであるため歯科医師に症状が伝わりにくいところが難点です。まだまだ、むし歯や歯周病に比べると理解度が低いですが、今や10代や20代の方も知覚過敏にかかっていて、その数はかなりのものであるとも言われています。知覚過敏の治療はむし歯治療とは違って、基本的には歯を削ることがないため歯の痛みは少ないと思います。しかしながら、知覚過敏とむし歯が同時に発症すると、治療の痛みも増すため、早めの受診をおすすめします。
知覚過敏は、患者様の感覚によるものであるため、症状を把握しにくい上に、目で確認することができません。症状に合った治療を行うためには、当医院ではまず来院された患者様にスケーリングを行い、痛いとおっしゃる箇所に風を吹きかけるなどの刺激を与え、治療場所を把握します。治療が必要な箇所には被覆治療を行う、またはコンポジットレジンをつめたりする治療が可能です。被覆治療では、接着剤を使用して樹脂による薄い皮膜を形成し、すり減ってしまった象牙質表面を被覆します。改善したいという方にはご納得いただけると思います。コンポジットレジンと呼ばれる硬化プラスティックを痛みの感じる箇所に詰めていくと、痛みを抑えられます。コンポジットレジンの見た目は白く、歯にも馴染みやすいため、見た目もわかりにくいです。このふたつの治療を施しても改善されず、長時間痛みが持続しているという方や、痛みが激しいという人は神経自体に炎症が起こっている可能性があります。このような際には神経を抜く選択をする人もいらっしゃいます。
ネット予約・空き状況確認 |
||
---|---|---|
今日 | 明日 | 明後日 |
受付不可 | 受付不可 | |
ネット仮予約・空き状況確認 |