治療内容｜はちや歯科

はちや歯科では、「睡眠時無呼吸症候群（SAS）」のご相談も承っております。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に呼吸が止まってしまう病気のことです。
主な症状として、睡眠時に「大きなイビキをかく」「イビキが途中で10秒以上とまり、再びイビキをかきはじめる」「呼吸が乱れて息苦しい」などがあります。
ほかにもみられる症状は「むせる」「何度も目が覚める」「寝汗をかく」などです。
この病気によって睡眠中の酸素が不足すると、脳や身体へのダメージのほか、起きている時の活動にもさまざまな影響を及ぼします。
目覚めた時の「口の乾き」「頭痛」や、起きている間の「強い眠気」「集中力の欠如」「倦怠感や疲労感」などの症状が気になる方も注意が必要です。
この病気の検査や診断は呼吸器内科で行われますので、もし当てはまる症状がある場合には呼吸器内科を受診しましょう。

「歯周病」とは、細菌によって引き起こされる感染症です。
細菌がお口の中に定着することで炎症が起こり、この炎症が続くと歯の周りの歯肉や歯槽骨（しそうこつ）などが壊されて、最後には歯が抜け落ちてしまいます。
また、ご高齢の方や食物が上手く飲み込めない方は、歯周病菌が誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）の原因になることもありますので注意が必要です。

インプラント治療とは、失われた歯の代わりとなる人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。
インプラントは顎の骨と結合して固定されるため、ご自身の歯とほとんど変わらない感覚で噛むことができます。
また、見た目も自然の歯に近く美しいことも大きなメリットです。
さらに周囲の歯を削る必要がないため、残っている歯に負担をかけることもありません。
インプラント治療は、入れ歯が合わない方や見た目が気になる方、周りの歯を削らずに大切にしたい方などに適した治療法といえるでしょう。
手術が必要であることや治療期間が少し長くなること、費用が高めであることなどのデメリットもありますので、歯科医師とよく話し合ってから決めることが大切です。

はちや歯科は、近所の特別養護老人ホームでの治療とケアを実施しております。
寝たきりの患者様にとって「食べ物を摂取する」ことは「命を繋げる」ことと同じです。
摂取する栄養量を増やして患者様の活力を少しでも向上させるためには、食べやすい義歯の作製や苦痛な残存歯の処置などの歯科治療が欠かせません。
また、寝たきりの患者様は、気道をふさいで食道に食べ物を送る機能や咳をする反応などが鈍くなり、唾液や食べ物が気道へ落ち込む「嚥下性誤嚥」という状態に陥りやすいのです。
誤嚥が起こると、唾液や食べ物に付着した細菌によって「誤嚥性肺炎」を引き起こしてしまうこともあります。
そのため、お口の中の汚れはできるだけ除去しておかなければならないのですが、介護の現場ではきめの細かいケアがなかなか難しいのが現状です。
そこで、火曜日・金曜日の週2回は特別養護老人ホームに院長自らが赴き、むし歯・歯周病の治療やブラッシング、入れ歯の修理などを行っております。
認知症の患者様は入れ歯をなくしてしまうことも多いため、緊急用の入れ歯を作製することも私たちの大切な仕事です。
月曜日には居宅の患者様への訪問診療も行っております。
高齢の患者様にとっての通院は、精神的にも肉体的にも大変な疲労につながるものです。
歯科医師が自宅まで訪問し、楽しく会話をすることで気分転換にもなります。また、「清潔なお口で爽やかに過ごすこと」「美味しく食事がとれること」はQOL（生活の質）の向上にもつながります。
私たちが目指すのは、口腔内の状態を管理することに重点を置いた診療です。
「ゆりかごから墓場まで」責任を持って患者様を診ることが私たちの大切な使命だと思っております。

歯科医院での治療には「保険診療」と「自由診療」とがあります。
「保険診療」は、治療費の一部に保険が適用されるため費用は抑えられますが、使用できる素材に限りがあります。
また、機能を改善に導く治療に限られることもデメリットのひとつです。
一方の「自由診療」は、保険診療に比べて費用がかかる反面、使い心地の良いものを長期的にお使いいただくことができます。
また、見た目の美しさも追求できることもメリットです。
当院では保険診療をメインに治療を行っております。
私たちが心がけているのは、保険の範囲内でもできるかぎり親切で丁寧な治療で患者様の多様なニーズにお応えすることです。

自費診療を希望される患者様には、ご要望に合わせて治療方法をご提案させていただきます。
当院がおすすめしているのは「ノンクラスプデンチャー（※）」「ジルコニア（※）」「歯科切削加工用セラミックス（※）」などです。
歯茎に接触する面に特殊加工を施したノンクラスプデンチャーは痛みを感じることがほとんどありません。
また、金具を使用しないため、見た目も自然で美しいことがメリットです。
被せ物などに多く使われる歯科用の「ジルコニア」は、セラミックよりも硬いため欠ける可能性が少なくなります。
また、金属よりも軽く、金属アレルギーの心配もありません。
さらに、変色や劣化を起こしにくいことも大きなメリットでしょう。
「歯科切削加工用セラミックス」は、強度に優れ変色しにくいことに加えて、透明感が高く見た目が美しいことが特長です。
金属を使用しないため、金属アレルギーの心配はいりません。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

ご来院くださる患者様のお気持ちを少しでも癒したいとの思いから、当院では庭で美しい花々を育てております。
最近ではわざわざ遠方から当院の庭を見るために立ち寄ってくださる方もいるほどです。
また、クリスマスシーズンには庭に鮮やかなイルミネーションを飾りつけております。
車いすでご来院される患者様には、駐車場から診察室までスロープを使って移動ができるように配慮しております。
訪問診療を長く続けている院長は通院が困難な方への治療にも慣れているため、どうぞお気軽にご来院ください。