歯周病の治療内容｜ナオキ歯科

虫歯も歯周病も、遺伝的な部分が大きく影響しています。育ち方などの環境要因もあるかもしれません。いくらケアしていても、なりやすい方はなりやすいのが現実です。ケアの差というより、元々のリスクの差をきちんと把握していただくことが重要です。歯周病も虫歯も遺伝があると考えられます。

そこで、それぞれのリスクを歯科医師がしっかり把握し、それを患者様に伝えることがとても重要です。ですから当院では普段から、虫歯や歯周病になりやすい方には、ちゃんとなりやすい体質ですよと伝えます。今まで虫歯を経験したことがない方は大丈夫だと思いがちですが、体質など逆らえない部分はあります。患者様が体質をご存知かどうかで危機感が違ってきます。危機感があればプライベートケアも自分でもきちんとされますので、知ることはとても重要です。

基本的な治療に入る前にある程度お口の中の環境を整えます。ただ歯ブラシをするだけではなく、磨き方や、歯磨き粉にもこだわっていただきます。また、補助清掃という歯間ブラシやデンタルフロスなどもしっかり使っていただけるようセルフケアの指導もします。

なかなか難しいですが、患者様の意識を変える。それがないと成功しません。患者様の意識を変えることは、歯周病治療に限らず治療において重要な事です。セルフケアに前向きでない方に対しては、患者様のモチベーションを維持し、忍耐強く通院していただくために現状をしっかり伝え、状況把握をしていただくことが大切です。

また、変化がないと患者様もモチベーションが上がりませんので、最初の状態、初診時のお口の中の状態をしっかり理解していただき、それがどういう風に変化していくのかを実感していただけるようにしています。モチベーションの維持は難しいところですが、そうしてお口の中の環境を整えてから、治療をします。

当院の歯周病治療はブラッシング指導だけではありません。セルフケアだけではどうしようもない時は外科的なアプローチもします。歯科衛生士のスケーリングだけでは改善が見込めない方、歯周病リスクがもともと高い方もいらっしゃるので、そのような方に関しては外科的な治療を提供しています。