コミュニケーションとメンテナンスを重視
咬合、つまり噛み合わせを改善する手段はいくつかあります。基本的にはブリッジや義歯を勧めますが、その次の選択肢としてインプラントを提案します。インプラントは義歯の代わりとなり、術後も快適ですが、保険が適用されず、治療費が高額になってしまうのがデメリットです。したがって、インプラントを強くお勧めすることはありません。できるだけさまざまな選択肢を提示し、患者様に選択していただきます。インプラント治療では、ほとんどの場合、チタン製の人工歯根(インプラント)を使用します。これを歯の失った部分の顎の骨に埋め込み、その上にセラミック製の人工歯を取り付けます。歯の美しさと機能を同時に改善する治療で、自然な見た目と咬み心地に近づけることができます。インプラント治療を行う際に心がけているのは、十分な準備に力を入れる事です。さらに、恐怖心を取り除けるように努めています。そのためには、日頃から患者さんとコミュニケーションを図り、信頼関係を築くことを大切にしています。インプラントの施術後、定期的にメンテナンスを行うことがとても重要です。内容としては通常の定期検診と同じです。残存歯が歯周病になれば、インプラントも歯周病になる可能性があります。したがって、当院では、他の歯も清潔に保てるように、歯科衛生士が中心となりメンテナンスを行います。もちろん、ブラッシング指導も欠かせません。
INDEX
インプラントは従来、手術が2回必要でした。まずは1回目にあごの骨にインプラントを埋め込みます。その後、一旦歯茎を閉じ、オッセオインテグレーションの状態になるまで待ちます。オッセオインテグレーションとは、インプラント体が骨組織にしっかりと密着し、加わった力を骨に伝達する状態です。この期間が通常6ヶ月ほどになります。2回目は、アバットメント(土台)を連結します。インプラントを設置するには、こうしたプロセスが欠かせませんでした。しかし、当院では2回法はもちろん、1回法も選択できます。実際に、たくさんの患者様が1回法を選んでいます。そのほうが患者様の身体的苦痛やストレスを軽減し、手術代も抑えられると考えています。当院で1回法を受けると、2ヶ月ほどしかかかりません。なぜ、この短期間で設置できるのか。
それは「HAコーティングインプラント」を採用しているからです。このインプラントは、骨と早く結合できると言われています。
費用も抑えめであることめメリットです。HAコーティングインプラントが早い治療期間を実現できる理由は、その特殊なコーティングにあります。歯や骨などの硬組織を構成する成分(HA)の粉末が焼き付けられており、人工歯根と骨の結合を促進します。
また、一般的に使用されるチタンインプラントよりHAコーティングインプラントの法が骨との結合性が高いという特徴があります。
※二階から一階に移転しますのでよろしくお願いします。