なかの歯科

当院は徹底した衛生管理を心がけており、例えば治療器具の滅菌にはクラスB滅菌器を導入しました。この滅菌器は真空状態と蒸気注入の工程を数回繰り返してから滅菌工程に入るもので、これによりチューブなど複雑な構造をした器具の隅々まで細かい精度での滅菌が可能です。

院内の空気にも気を配り、天井には業務用の空気清浄機を設置しました。フィルターは2カ月に一度交換し、いつでもきれいな空気が循環するようにしています。唾液や削りカスなどが飛び散ることのないよう、各ユニットには口腔外バキュームも用意しました。

そのほかにもできる限り使い捨てできる製品を採用するなど、いろいろな面において感染防止への配慮をしています。

虫歯や歯周病を未然に防ぐためには予防歯科が大切です。予防を続けて自分の歯を守ることができれば、お年を召してからも食事をおいしくいただき健康な毎日を送ることができるでしょう。

基本的に当院は、虫歯治療に先立ってまずは歯周病治療を行います。歯茎が腫れたり出血したりしている状態のまま虫歯治療を進めても、歯型はうまくとれずつめ物も外れやすくなるからです。また、どちらも原因は細菌感染であり、歯周病の症状が安定することで虫歯改善にも良い影響が期待できます。

患者さまにも予防歯科の大切さを理解していただけるよう努めて参ります。ご自宅でのケアだけでは歯石がたまりやすいため、定期的な受診を続けてください。歯を失うような大きなトラブルを防ぐことにもつながるでしょう。

当院は治療の事前説明をていねいに行っています。患者さまに理解・納得いただいてから治療に入ることが重要だと考えているからです。そのため、説明にはモニターを使用するなど視覚的にもわかりやすくなるよう工夫しました。

レントゲン写真や口腔内写真、そして歯周病検査の結果などをモニターに映し、一緒にご覧いただきながら説明します。さらに、現在のお口の状態から考えられる治療方法についてもご提案します。複数の治療方法がある場合、それぞれ詳しくお話ししますので、より納得のいくものを選んでください。

歯科医師の独断で、勝手に治療を進めすることはありません。専門用語を使わず分かりやすい言葉での説明も心がけていますので、気になることがあれば遠慮なく質問してください。

親知らずの抜歯や顎関節症の治療など、当院は歯科口腔外科の分野についても治療が可能です。その他にお口の中の嚢胞（膿の袋）や良性腫瘍なども、あまり大きくないものでしたら院内で処置ができます。

院長はこれまで歯科口腔外科の分野で研さんを積んで参りました。治療に使用する器材についても、患者さまのご負担が少しでも軽減できるものを選択し使用しています。

入院して全身麻酔による手術が必要な場合など、設備的に難しいと判断された場合には、任せることのできる病院を責任を持って紹介させていただきます。まずはお口の状態を確認させていただきたいと思いますので、気になることのある方はご相談にお越しください。