成人のほとんどが罹患していると言われている歯周病は、痛みなどの自覚症状を伴わない炎症性疾患です。汚れの塊が硬くなって付着した「歯石」が主な原因であり、この歯石に含まれる細菌によって歯周組織が冒されてしまいます。症状が進行すると歯を支える骨が溶け始め、最終的には歯が抜け落ちてしまう恐れがある病気なのです。
当院では、皆さまに1本でも多くの歯を残していただけるよう歯周病のケアに力を入れています。特に意識していただきたいのは「痛くなくても通うこと」です。歯周病は一度悪化すると改善が困難になってしまいますが、年に3~4回ほどのペースでお越しいただき、そこで歯石取りを受けるだけでも進行を食い止めることができます。ぜひ、予防を意識して定期的に足を運んでいただければ幸いです。
歯を失うと、食事の楽しさが損なわれ、知人や友人との会食からも遠ざかるようになってしまうかもしれません。食事を通じたコミュニケーションを楽しみ豊かな人生を送っていくためにも、生まれ持った歯をしっかりと守っていきましょう。
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歯周病の治療では、治療期間が長期化するケースが多いのが現状です。治療期間を短くするには、できる限りの診断のもと、効率よく治療を進めて行くことが大切になります。
当院では年に3回の歯科医院でのメンテナンスを推奨しております。
3~4カ月ごとに歯石を除去している人は、5年後の歯の骨の状態にほとんど変化が見られないというデータもあります。その反面、歯石を1年間除去しないでおくと、歯の骨の状態も変化してくることが分かっています。
このように3~4カ月に一度、医院で歯石を除去することは自身の歯を守る為にも大切です。
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