床矯正をメインで行っており、お口の機能を正しくすることで歯並びをよくします
小児矯正では、床矯正をメインに行っています。床矯正にはさまざまな種類がありますが、そのなかでも口の中の機能を正しくしていくことに力をいれています。なお、装置を使って歯並びを整えていく矯正治療は当院ではあまり力をいれていません。口の機能がしっかりしていれば歯並びも良くなってくる、ということを念頭に置いているからです。
重きを置いている口の中の機能とは、具体的には舌の位置と、正しい飲み込み、口唇閉鎖力の3つです。それらを身に付けることが、結果的に正しい呼吸法にもつながっていきます。矯正治療というと歯並びの見た目を治療することだと思われがちですが、機能面を正しいものにするということも大切なのです。
また、このようにお子さまが小さいうちから床矯正を行うことで、さまざまな癖が定着してしまう前に問題点にアプローチしていくことができるというメリットがあります。
床矯正に関して、院長だけでなく、そのほかのスタッフも知識を持っています。そのため、床矯正中に痛みが出たり、なにかトラブルがあったりしても、院長だけでなく他のスタッフでもご相談にのることができます。また、スタッフ一同床矯正に関して更なる知識を得るために日々勉強をしています。
歯科医師には相談しづらいことなどがあれば、お気軽にスタッフまでご相談ください。
床矯正の治療開始時期としては、装置をつけるならば小学生の低学年からがおすすめです。しかし、できれば永久歯に生え変わる前の、乳歯の段階から口の中のチェックのために来てもらいたいと考えています。
早く来ていただくことで、「将来的に歯並びが悪くなるかもしれない」という予測をたてることができます。そのことをお伝えできていれば、親御さまとしてもお子さまに矯正治療が必要になるかもしれないという心構えができると思います。
そして乳歯のうちから将来的なことを考えておけば、現段階でできる処置を行うことができます。姿勢や食事からも口内環境をみなおしできますし、うまくいけば永久歯が生えてきても矯正治療をしなくてすむようになることもあります。矯正治療を行う場合でも、口の中の機能を高めておけるので、取り掛かりやすいというメリットもあります。