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出口 車10分

住所 長野県長野市篠ノ井東福寺1310-5地図

  • 土曜診療
  • 18時以降診療

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気が付かないうちに進行している歯周病

日本人の約7~8割は歯周病だと言われています。「痛くならないと歯医者に行かない」という意識レベルの方が大半なので、歯茎の状態も悪くなりがちです。欧米では「痛みが出る前に予防」という考え方が浸透しているため歯周病患者は少ないと言われています。また、歯を磨くときに、きちんとブラッシングできていないことも歯周病が進行する原因でしょう。毎日磨いていても、磨き癖や磨き残しは出てきます。数年、数十年と経つうちに磨けていない部分の歯茎の状態が徐々に悪化して、問題が出始めて気付いたときにはもう遅いということもありがちです。歯がグラグラしたり、歯茎が腫れたりという状態になっていると、多くの場合、抜歯しなければなりません。「毎日磨いているから大丈夫」ではないことをまず意識することが、歯を守る第一歩です。

歯周病の特徴

歯の延命か抜歯か相談しながら

歯周病で歯のグラつき、歯茎の腫れが出ている場合、近隣の歯へも、多少なりとも影響が出てきます。病巣が悪化し、隣の歯の根っこまで巻き込んで骨を溶かすといった症状がその一例です。また、グラグラして使えない歯をそのままにしていると、隣の歯にばかり噛む負担がかかってしまいます。すでに歯周病が進行している歯を延命しても、持って数年というパターンがほとんどです。こういった理由から、歯科医師としては抜歯をした方が良いと考えるケースも多いのですが、患者さまの中にはまだ「痛くなっていないので、なるべく残したい」という方が多くいらっしゃいます。ご高齢の方が多いという土地柄もあると思いますが「自分の歯を残したい」という考えが強いようです。そういった場合、延命治療をする上でのデメリットもご説明した上で、グラついた歯を隣の歯に固定する、ブリッジを使用するといった方法を採ります。例えば、隣の歯がかぶせ物をしている状態であれば、グラついている歯とかぶせ物をつなげて、補強するという方法もあるでしょう。どういった場合にもしっかりご説明して、ご希望をうかがいながら治療を進めていきます。

お口の掃除をベースに進める歯周病治療

お口の掃除をベースに進める歯周病治療

歯周病の治療としては、歯石の除去を定期的に行う、お口の中の掃除が基本です。掃除後に歯周病用の抗生物質が入った薬を歯周ポケットに注入します。歯周ポケットは通常なら2~3ミリなのですが、歯周病の方は溝が6~10ミリにもなり、かなりの深さです。歯に負担がかからないよう、噛み合わせの調整も行います。症状が落ち着いてくれば、歯石の掃除などの定期メンテナンスを1カ月に1回程度の割合にし、さらに安定してくれば2~3カ月に1回というようにメンテナンスの間隔を空けていきます。 歯茎の下の歯石がひどい場合は切開して除去しますが、そこまですることはほとんどありません。

悪くなる前の定期健診でしっかり予防

悪化する前に歯周病治療をしていただくために、当院では虫歯治療などの治療で来られた方でも、歯石が付いている場合は歯石除去をおすすめしています。症状が軽ければ歯茎の腫れも1回でおさまることがほとんどです。ただ、虫歯にならない限り歯科医院に来ないという場合、今後また悪化する可能性があります。地道に定期健診の重要性をお話しして、ご説明しているというのが現状です。若い方はCMなどからの情報で比較的、歯周病の知識を持っておられ、自分なりに気を付けているという方も多いでしょう。ただ30代でも何人かに1人、かなりの高確率で歯周病や、その予備軍である歯肉炎にかかっているので油断はできません。予防歯科の意識を持っていただけるよう働きかけることで、患者さまの苦痛を未然に防ぎたいと思っています。

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