予防の重要性というのは、通り一遍のご説明ではなかなかご理解いただけません。スタッフにも「なぜ未然に防ぐことが大切なのか」「放っておけば将来どうなってしまうのか」など、分かりやすくお話しするように心がけてもらっています。また、患者さまお一人おひとり口内の状況が異なるので、将来起こってくる可能性のあるリスクも違ってきます。ライフスタイルを考慮に入れる必要もあり、患者さまのお口を取り巻く状況すべてを把握した上で、メンテナンスなどの治療やセルフケアの指導を行っています。
ただ歯科医院に通うだけでは、歯や歯茎は健康になりません。歯科医院に通うことが目的ではなく、「なぜ通うのか、通うことでどういったメリットがあるのか」をご自身でも考えていただき、お口の中のメンテナンスに、意識的に参加していただく必要があるのです。検診では毎回、ブラッシングの状況をチェックして、お口のどの場所に磨き残しがあるのかなど細かく記載したものをお渡ししています。患者さまの状況にもよりますが、3カ月から半年に一度を目安に定期的な歯科検診へお越しいただき、お口の状態に合わせたケアと情報提供を行いながらお口の健康を見守っていきます。