当院が大切にしているのは治療前から治療後まで一貫して患者さまに寄り添い、不安なく通っていただくようにサポートすることです。そのために、初回のカウンセリングには特に力を入れております。記入いただいた問診票を確認しながら、丁寧にヒアリングや検査を進めてまいります。
患者さまから伺った内容を考慮して治療プランを作成しますので、心配していることやご要望など何でもおっしゃってください。
また治療中も真剣にお一人おひとりと向き合うことはもちろん、治療後のメンテナンスにも努めております。健康なお口の状態を1日でも長く維持できるよう、ぜひ治療が終わった後も定期的に受診していただければと思います。
INDEX
患者さまへの治療方針の提案については、患者さまの行いたい治療に対する考え方を引き出すのと同時に、『治療法をお伝えしていかないといけない』とも思っています。
患者さまに合った治療を提供するために、当院では、新しい治療法や薬剤に対する勉強は欠かせません。
新しい治療法や薬剤は5年ぐらいでどんどん新しいものができてきます。ちゃんとした材料を選んで使うのはもちろん、なるべく新しい治療法を知り、取り入れていけるようにしています。
患者さまとのお話では、できるだけ背景まで知りたいという思いから、治療以外の患者さまのお話もお聞きするようにしています。多くの患者さまの治療をさせていただきますが、本当に心の通うコミュニケーションを取ろうと思うと、背景を知ることが大切になってきます。
また、治療以外の何気ない会話によって患者さまの価値観や治療に対する考え方を知ることもできるんです。歯医者に行くのが嫌と思っている患者さまも「通うことが少しでも楽しくなるように」という考え方が患者さまとのコミュニケーションにも表れていると思います。それは、スタッフとのコミュニケーションでも同じです。
患者さまは、治療を受けている時は、治療の意味はあまり伝わらず、「痛みが少ない」「すぐ終わる」というところで治療を判断されることもあります。しかし、痛みがなくてすぐに終わる治療を追及しても、それがちゃんとした医学かというと一概にそうとは言えません。
その時のことだけを考えた適当な治療ではなく、長い目で見て患者さまのためになる本物の治療を行うように心がけています。
治療についてはその治療が必要である意図が伝わるように、なるべく書面にして患者さまにお伝えするようにしています。押し付けがましくなく今後起こりうることを伝える必要があると考えているからです。
『この歯が他の歯をだめにしてしまう可能性』『親知らずが横を向いて生えていたらこのようなことが起こる可能性がある』などといったことをなるべく説明します。長期治療が必要になってくる患者さまなど、必要に応じてレントゲンと口腔内写真を合わせて作る、治療の案内書のようなものもお作りしています。