治療方針の治療内容|ベル歯科医院

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最寄駅
海老名駅
東口 徒歩7分

住所 神奈川県海老名市中央1-20-43地図

  • 土曜診療
  • 18時以降診療

治療方針

治療中心型からの脱却

日本の歯科治療では、できたむし歯を治療するという風潮でした。歯科医師となって様々な症例を見ているうちに、治療を施したはずの患者様でも別の場所で発症する、歯周病が再発するといった事例を何度も体験することが増え、元々の治療方法に疑問を抱くようになりました。文献や講習会などで新たな方法を模索するうち、「脱灰させないこと」という答えにたどり着きました。脱灰とは歯の表面がざらざらして穴が開く前の兆候のことです。その兆候をとらえて、脱灰しないように口の中のばい菌の量をコントロールし、必要なメンテナンスをしておけば、むし歯になることはないという結論に至ったのです。シンプルな回答ですが、日本の歯科治療に足りない部分を知ることができ、そこから試行錯誤を重ね、現在の予防を前提とした治療方針を掲げています。

今の日本の歯科治療は3タイプ

今日本で受診できる歯科治療は大きく分けて3タイプあると考えています。一つ目は旧態依然とした「治療中心型」の治療です。悪い歯に対して削る、抜く、差し替えるという治療のみをして、痛みがなければ完了になります。これでは歯が悪くなった原因が除去できていないので対症療法でしかなく、歯の寿命を延ばすことはできません。二つ目は治療に予防をプラスした「治療+予防型」の治療です。歯が痛い、歯が悪いといった症状に対して治療を行った後で、定期的なメンテナンスで歯垢除去やむし歯があるかどうかをチェックするだけなので、早く治療を開始できるという意味で症状が軽くて済むメリットはありますが、結局は治療ありきの方法なので歯の寿命を延ばしていくことはできません。三つ目は当院が行っている「予防+治療型」のタイプです。症状に対する治療をきっかけとして受診された患者様に対して、口の中全般の状態を診断して悪くなる原因を特定し、そのための治療や予防手段を立案し、計画的に実施していくことで、口の中の健康な状態を維持し歯の寿命を延ばします。「予防+治療型」だけが歯の寿命をコントロールできる唯一の方法だと考えています。

症状の根本の原因を改善することが大切

予防を大前提とした治療をするスタイルを取り入れてからも、歯科医院を訪れる患者様の多くは痛みを感じてから、歯が抜けてから来院される方が多いのが現状でした。
当院では、歯を長持ちさせるためには歯が悪くなった原因を突き止め、それを取り除く処置があって、そのあとに治療方法を選択するというのが正しい順序だと考えています。治療の技術は必要条件ですが、十分条件ではありません。お口のトラブルに至った問題点を抽出し、問題点を改善するためにその人に合った治療法を提示できることが重要なことだと考えています。

本館と新館の治療について

1989年に開業したベル歯科医院は、地域住民の方に愛され現在まで歯科診療を続けることができました。日々変化していく歯科治療技術に対応するべく、1995年に本館の横に新館を増設し、それぞれに機能性を特化したユニット設計としました。現在3つのユニットに分かれており、本館では治療を始める導入部分である一般的な歯科診療を行っています。歯が痛いなどの症状を訴えて来られる患者様に対して、初めに治療を開始するのが本館の役割です。新館では治療を終えられた患者様に対する定期的なメンテナンスを行うユニットと、インプラント(※)や矯正治療(※)など、保険適用外の自由診療による治療を行うユニットに分かれており、それぞれの治療に適した設備を設置することで効率的な治療が行えるようにしています。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

患者様に合わせた仕組みづくり

歯科医院を利用する患者様には3つの層があります。まずは初期症状を訴え歯科医院へ初診に訪れる層、次に治療が終わりお口の中が落ち着いてから、健康維持を続けていく層、そしてその中間に位置する治療中の層です。こうした患者様それぞれに必要なサービスはまだまだ充実する余地があると考えています。歯科治療の大きな流れは今後予防の方向へ変化していくと思いますが、それ以外のサービスの部分を充実できるかどうかが歯科医院の隆盛を決定づけると考えており、その構想を実現できるように検討を行っています。

それぞれの患者様層にあったサービスのカスタマイズ

初診で来られた患者様に対しては、治療においてまず痛みをできるだけ感じない、許容できる範囲の痛みに抑えること、それにプラスしてできるだけ治療の回数を減らすことが必要です。これらは、予約が取りやすいようにシステム面で工夫することも必要だと感じています。ネット予約なども変更や予約方法にストレスがないよう、より良いシステムを導入する必要があるでしょう。メンテナンスによる予防を続ける患者様に対しては、可能な限りメンテナンスの間隔を空けられるような治療方法をたてれば、より長期の通院が継続しやすくなります。またシステム面では診断したお口の中の状況をデータとして保存し、どの歯が悪くなりそうか、今どの程度のレベルかといった情報を、天気予報のようにスマートフォンなどですぐに確認できれば、自発的な歯科医院への来院をさらに促すことができるのではと考えています。システム開発は歯科医師だけでできることではありませんが、こうしたサービスの充実が患者様の予防意識を高め、お口の健康維持にもつながるのではないでしょうか。

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