一度失った歯は、再び生えてくることはありません。そのため、失った部分を義歯で補う必要があります。少ない本数であればブリッジや部分入れ歯、本数が多くなれば、総入れ歯などで補わなければなりません。入れ歯を装着することで見た目は改善したとしても、入れ歯の厚みによる違和感、汚れが吸着することによる臭い、強く噛めないなどの不利益は避けられません。入れ歯ではできない自然な噛み心地を実現するのがインプラント治療です。金属の土台を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。隣接する歯を削る必要がなく、負担をかけることもありません。見た目も美しく、しっかり噛めるというメリットもあります。しかし、インプラントは自由診療になるため、治療費が高額になります。インプラント治療におけるメリット・デメリットをしっかりとご説明し、患者さまに納得してもらったうえで治療を行っています。
当医院では、地域で最初にインプラントを導入し、平成9年にはITIシステムと呼ばれるインプラント治療の知識を発展させるシステムを導入しました。また、当院では歯科用CTを用いて顎の骨の厚みや形態などを確認してから手術計画を立てるため、リスクの少ない手術が行えます。インプラントは顎の骨に埋め込んであるため、強く噛みすぎると顎に負担がかかります。埋め込んで終わりではなく、長持ちさせるために定期的検診が必要になります。メンテナンスに関しては、電子顕微鏡を用いることで、細部まで堅実なメンテナンスができます。患者さまの口腔内の状態により費用は異なります。事前に見積もりを作成いたしますので、インプラントを検討している方はぜひお気軽にご相談ください。
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