かる歯科医院

以前勤めていた歯科医院でラバーダムの使い方について勉強していました。ラバーダムというゴム製のシートを用いれば、歯の粉塵や薬品を誤って飲み込んでしまうことを防ぐことができます。必要な場合には治療で使用して、患者さまのお口やお身体の健康に悪影響を及ばさないようにしています。

研修医の時に約1カ月間ベトナムで治療したことです。その時に感じたのは、日本だけでなくどの国でも、お子さまと一緒に通院して治療を受ける方が多いということでした。そのことを実際に肌で感じて以来、お子さまと一緒に通いやすい環境により注目するようになり、日々、ご家族全員のお口の健康をサポートできるように努めています。

以前働いていた歯科医院を辞めた時に、患者さまからメールで「長い間、お勤めご苦労さまでした」といただいたことです。患者さまと信頼関係を築くことができたのかなと思うと、思わず嬉しくなりましたね。

患者さまが風邪をひかないように、雨の日にはタオルをお渡ししています。このように、スタッフ全員が細かい所まで配慮して、患者さまがリラックスできるように努めています。

インスタントカメラでお子さまを撮影して、写真をお渡ししています。少しでも当院のことを覚えていただくために、そのままで渡すのではなく、スタッフが写真にシールを貼ったりコメントを書いたりしています。お子さまが楽しめることをポイントに、考えています。

食生活に気を付けていただきたいと考えています。それは毎日歯を磨いても、甘い物を食べ過ぎていると虫歯になるリスクが上がってしまうからです。虫歯になりにくい食生活を送れるように、当院はおやつの内容や時間についてご説明させていただきます。

リラックスできる雰囲気であるかどうかが大切だと思います。例えば、薬品のにおいがしない、また歯科医師が患者さまとの会話を大切にしていることです。歯を長持ちさせるためには定期的に通院することが大切なので、これらのようなことをぜひ参考に、「ここなら気軽に通える」と思える歯科医院を見つけていただければと思います。

「かる」というのは、私の名字が「軽部」で、周りから「かるちゃん」と呼ばれていたことにちなんでいます。「軽部歯科医院」という風に漢字だけの医院名にすると、比較的硬い印象を与えますが、ひらがなにすることで、よりソフトなイメージとなっているのではないかと思っています。

後半部分については、当初は「デンタルクリニック」にしようと考えていました。ところが、ご年配の方に整形外科だと勘違いされることが多かったため、「歯科医院」にしたという経緯があります。

かる歯科医院はどなたでも気軽に足を運べる歯科医院ですので、あまり怖がらずにいらしてくださいね。

患者さまの中には、女性歯科医師に対して「話しやすそう」「親しみやすそう」というイメージをお持ちの方も多いと思います。確かに、そういったメリットはあると思いますが、私自身はあまり性別を意識せず患者さまに接するようにしています。

その理由は、一人の人間、一人の医療人、一人の歯科医師として患者さまと向き合いたいという思いがあるからです。真摯に目の前にいる方のことを考える時、性別や属性は問題ではなくなります。私が患者さまを一人の人として診療し、お悩みの改善に全力を尽くすことで、患者さまにも一人の歯科医師として見ていただきたいと思っています。