人それぞれ歯周病の症状やお口の性質は違います。そのため、歯周病の治療では最初の検査をとてもていねいに行っています。お口の状態に合わせて治療計画を立てるためです。
まずは、レントゲン写真を撮影して骨の状態を確認します。歯周病の症状が骨にまで進行していないかチェックするためです。その後、歯垢や歯石の量を調べ、歯と歯茎(はぐき)の間の隙間である歯周ポケットの深さも検査します。検査結果は患者さまにお見せして、一緒に治療計画を立てていきます。
検査結果は歯科衛生士と共有して、歯周病の治療とブラッシング指導、ケアグッズの提案に役立てていきます。患者さまにはお口の現状と多くの情報を提供することで、ご自身でも症状の改善を目指せるようにサポートいたしますので、当院と一緒に歯周病からお口を守りましょう。
当院では、お口の検査と治療だけではなく、歯周病を引き起こす要因となる周辺の環境にまで目を向けた治療をしています。歯周病は患者さまの生活習慣に深く関わる病気だからです。お口の中だけでなく、周辺の要因にも目を向けることで、症状が進行しにくい状態を目指します。
例えば、顎の形や骨格まで検査することで、噛み合わせの異常による歯周病の改善を目指します。噛み合わせが悪いと、一カ所に負荷がかかりやすくなり、そこから歯周病を発症する可能性があるからです。また、生活習慣やライフスタイルも考慮した治療を提案いたします。
歯周病は「歯肉炎」と「歯周炎」という二つのお口の病気が合わさった病名です。歯茎に炎症起こすことを歯肉炎と呼び、それが進行すると骨の部分を破壊してしまう歯周炎になります。歯肉炎にかかってしまうリスクは子どもの頃から十分あるため、歯科衛生士から教えられた歯磨きをしっかりと行っていただくことで、お子さまの内から歯周病の予防につなげることが可能です。
お子さまの歯周病予防は、歯科医院での通院だけでは不十分です。ご自宅でも歯磨きなどを意識して行っていただくことで、より一層の予防が期待できるようになります。当院では、歯科衛生士からお子さま向けに、歯周病の進行を防ぐ方法について細かくアドバイスをしています。
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