開業の経緯を教えてください。
ここに開業する前も開業していたのですが、建物が古くなってしまったり、自宅からのアクセスも良くなかったので新しい医院を開院することしました。この街は、自宅からもそう遠くない位置ですし、「空が広くて、落ち着く街だな。」という印象が強く残り気に入ったからなんです。開業当時はすぐそばにあるスーパーも無く、一面の畑に囲まれていましたが、時とともに新しい建物も増えてきてこの医院と一緒に成長しているみたいですよね。
診療のモットーを教えてください。
歯の形が悪いから、、色が良くないから、、というように、患者様のお悩みは千差万別です。それらにお悩みの方になるべく早く改善方法を提案していこうというのが、開院以来からのモットーです。また、前提として、患者さんの歯を残していくことですね。「8020運動」をご存知の方も多いかと思いますが、何歳になっても楽しくお食事が出来るよう、定期的なメンテナンスに来てほしいですね。
院内のデザインや空間でこだわったところがあれば教えてください。
テーマはシンプルさです。ホワイトを基調にしており、清潔感のある内装にしたいと思っておりました。また、窓を大きく、配置するなど、光をなるべくたくさん取り入れるようにして明るい院内にしております。居心地の良い空間だな、と思っていただければ幸いです。
スタッフとのコミュニケーションで取り組んでいることはなんですか?
定期的にミーティングを開いて、現場で困ったことなどを持ち寄ってお話しています。他にも患者さんと接するうえで「私だったらこうする」といった意見交換も行なっています。また、お仕事としてだけでなく、プライベートでお食事会なども定期的に企画してスタッフ間の交流を深めています。
人生のターニングポイントはいつですか、どんな時でしたか。
子供を出産した時です。仕事と子育てをどのように両立していくのか、もしくはこれを機に区切りをつけようか、というのをずっと考えていましたね。
幼少時代はどんなお子さんでしたか?
意外と思われるかもしれませんが、とても内向的な性格だったんです。友達付き合いもあまり上手ではなくて・・・。そして祖父も父も医師だったので、私も医療に携わるんだということは考えていて、歯科医師という道を選んだわけです。そして大学に入って、いろんな人出会っていく中で「あっ、私は人が好きなんだ」ということに気づいたんです。それからガラッと人が変わって人と話すことや外に出ることが楽しくなりましたね。嬉しいことは「先生と話すと元気がでるんです。」と言われることなのですが、それは私も同じで、いろんな患者さまとお話しすることが私のエネルギーになっているんです。
今後の展望やお考えがあれば教えてください。
治療面では、昔からではあるのですが「歯を白くしたい」という要望に応えられるようにしたいですね。昔からこの要望は多く、年齢層も20代から高齢の方まで幅が広いんです。そのために私たち歯科医師・患者さん・技工士の3点でしっかりコミュニケーションをとって患者さんの要望に近い形で治療をお届けできればと思っています。医院としては若手のドクターの育成に力を入れていければと思っています。若い歯科医師と意見を交換することで何かを伝えることが出来ればと思いますし、私自身も新しい知識を得ることが出来てとても新鮮なんです。
また、若手だけでなく、私と同じような出産のブランクを抱えている女性歯科医師のサポートなんかも出来たらいいなと思っています。